東ティモールでの住民参加による道路整備、コンクリート工編 | 道普請人_http://coreroad.org/のブログ

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東ティモールでは、アジア開発銀行が無償で実施する住民参加での道路整備事業を視察し、技術的アドバイスをしその特徴や教訓をまとめる業務を実施している。現在、雨季が終了しつつあるなか(天候不順で時に今でも雨が降っている)、作業が進んでおりその状況を確認した


この事業での道路整備の特徴に、多くのコンクリート構造物、石積工があることが挙げられる。


コンクリート工編1 
1.沈下橋の施工状況、石を詰め基礎を作成したうえに、鉄筋網を設置、手練りしたコンクリート(セメント:砂:砂利の体積比=1: 2: 3


コンクリート工編2 

2.道路脇、構造物設置箇所付近に保管されているセメントと鉄筋。ケアインターナショナルのエンジニアが施工現場の進捗に合わせて契約する納入業者へ発注し、資機材を調達している。この建物は、コミュニティ自前によるもの。


コンクリート工編3 
3.橋構造物設置現場で、運搬されてきた資材。写真左の赤い上着の女性は、ケアインターナショナルのエンジニア。



コンクリート工編4 
4.排水構造物では勾配の調整が不可欠だ。長い透明ホースに水を入れ、数メートル離れた両端の水面の位置を設置した杭に印をすることで、離れた位置で同じ高さを得ることができる。ホースの両端の水面の間に気泡が無いようにすることが重要だ。

 
コンクリート工編5 

5.大きな規模の構造物の施工前には、コミュニティが集まり安全祈願の儀式をするらしい。その場に通りかかり、村の長老らと写真をとるケアインターナショナルのプロジェクトマネージャー(写真右から3人目、元気あふれる50過ぎのバングラディッシュ人)


コンクリート工編6 
6.施工を担当する選抜メンバー(女性5名、男性5名)に帽子とベストが支給され、一体感や自覚を啓発する。統一感があって、確かに見栄えがする。

 
コンクリート工編7 
7.ここでもお祭りに欠かせないのがブタでした。



コンクリート工編8 
8.ブタの内臓、子供も興味深いようです。