ネットワークづくり | 道普請人_http://coreroad.org/のブログ

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事務所のある町で国家計画省大臣が議長を務めるワークショップが開かれ、参加した。中央政府が行政サービスを効率よく人々の手に届けるためにどんな方針で予算配分とその運用を目指すかを発表した。それに対して地方自治体の長や市民グループ、教会グループ、ビジネスグループ、ドナー関係者らが要望や意見を述べる、と言う趣旨のワークショップだった。冒頭で大臣が、このワークショップを通して寄せられたコメントを整理し、国会での議論に反映するんだと熱く語っていたのが印象的だった。参加者も積極的に質問していた。





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国家計画省大臣のプレゼンテーション




プロジェクトの終盤にあたり、自分達が農村部の人々のくらしの向上を目指して実践してきたアプローチ(道路整備、その技術研修、ブタ飼育、魚の養殖、マイクロファイナンス、保健衛生、ジェンダー主流化研修)を、現行の政策の中にどう取り入れてもらうことができるか、情報を得る目的があった。




予算の大小やその運営計画をたてる方法論よりも、確実にその予算が執行されること、運営計画設立過程に末端の行政官や市民グループ代表も参加できるようにすること、行政事業の背景(なぜその事業が必要かなど)がきちんと地域の人々に説明されることが大事だ、というコメントに多くの参加者がうなずいていた。




自分も、中央でかかげる目標や方針と、農村部での行政サービスの実態とに大きなギャップを感じる。お金を回すことに関する訓練が、御役人の間に必要ではないかと思う。




全国からドナー関係者も参加していて、ネットワーク作りにもなった。プロジェクト開始時にお世話になったオーストラリア人のコンサルタント、JICA事務所の方、そしてADBのパプアニューギニア事務所所長らと挨拶をした。プロジェクトコンサルタントにとってもこうした人々との交流が、彼らの次のキャリアにつながってくれればと願う。せっかくADBのパプアニューギニア事務所所長とともに写真を撮ることができたけれど、コンサルタントの持つカメラの設定のため、マンガのような写真になってしまった。次のキャリアにつながるか・・・・・。愛嬌ととらえてくれればいいけれど。








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