東ティモールでは国連が活発に活動している。コバリマ県へはディリから約170kmだが、その道路の悪さのために車での移動では7時間かかる。車酔いをする、Project coordinatorは国連(UN)のヘリコプターを利用していた。自分も勧められ、初めての機会だったので乗せてもらうことにした。
コバリマ県にあるプレハブのUNのオフィス。仮のものだから、十分だと思う。
その中に国連関係職員の移動をアレンジする部署があり、そこでヘリコプターに乗る手続きをする。ここでは、飛行機と一緒で事前にUNオフィスへ申込みをし乗りたい日時、路線に自分の名前を登録する。で、このオフィスでチェックイン。預け荷物を確認し、引換タブをもらう。そしてこの事務所からヘリポートまで車で連れて行ってもらう。
海岸沿いのヘリポートの様子。着陸前にはスタッフがヤギの立ち入りを阻止していた。
いよいよ搭乗、楽しみだ。パイロットの方が「搭乗ありがとう。この便はマリアナ経由、ディリ行きです。飛行時間は15分です。」とアナウンスしてきたのは、どうも違和感があった。援助関係者ということで、特別に国連ヘリに搭乗させてもらっていると思うのだが、自分は一切お金を払っていない。ただで乗っているのである。他の人はお金を払っているのか。これまで遠い世界の存在だった国連という大きな組織のこと、それなりの体制を組んで運営しているんだと思う。
飛行はとてもエキサイティング。飛行中窓を開けていられることで、涼しい空気が入るし景色を楽しむことができる。ここが飛行機との大きな違いだと思う。さすがに音はうるさいので皆、ヘッドフォンをしている。