東ティモールで5月中まで活動することになった。関空からシンガポール空港、ディリへの旅だ。初めての航空会社、空港、地域は新鮮だ。
ADBとJICAの協調プロジェクトで活動する。ケニアでの技術協力プロジェクトとは違う雰囲気。どちらかというとパプアニューギニアでのADBプロジェクトでの経験が活かせそうな、より個としての活動が重視されるように思う。先にJICAより派遣されていた社会開発の専門家の方より、現地の様子を教えていただけたことでよりスムーズに環境に慣れることができた。
初めての地、東ティモール。コミュニティによる道路整備プロジェクトに技術的な見地から助言をするという仕事。まずはこの国の、道路状況を確認しないことには始まらない。そこで首都のディリを出てインドネシアとの国境に近いプロジェクトサイトへ向かった。
いくつもの川を横断してきた。川幅が広いところでは、川中に基礎が立てられ3から5つのトラス橋が架けられている。河口近くだが、川砂利の河原が広がっている。
順調だ、と思われた時、道路が工事でふさがれていた。
斜面の上(写真外)にバックホーがいて斜面を掘削しており、その掘削土が道路へ落下していた。
う回路もない。工事が一区切りするまで待つしかない。だれがどんな基準でどういうタイミングで道路を封鎖しているのか。聞いてもわからない。ただ工事の進捗次第のようだ。
幸いなことに、約30分待つと封鎖が解かれ先を進むことができた。

