たくましい人々 | 道普請人_http://coreroad.org/のブログ

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エンガ州、カンデップ県。

そこの人々の暮らしは厳しい、と

日本から来た自分は無責任に思ってしまう。




幹線道路に出るのも大変、

同時に外部からの資材も情報も入ってこないという環境。

やっと幹線道路に出て、うまく公共バスに乗れたとして

3時間悪路をゆられて着くのが、スーパーもない町。

今自分はハーゲンというパプアでは三番目に大きいという

町に滞在していることが

とても恵まれていることのように思う。



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プロジェクト対象道路の様子




道路は川に寸断されている。

両岸の地盤は浸食されやすく、距離があることから

橋を架けるのは難しい状況だ。



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人々は川を歩いて横断して先の村へと行く。

沈下橋のような構造が現実的かと考えている。


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数日間にわたる研修を川向うの保健所で行うため、食料を担いで運ぶ。

大変だなあと思うが、彼らは笑顔を見せてくれた。


カンデップ県では宿泊先を見つけるのも大変。

同僚のルベンの友人の計らいで

県内にある農業試験所の施設内に泊まることになった。



この試験所では標高2,200m前後の地域における、

効果的な農業技術を開発、付近の農民へ

技術指導をしている。

保存のきく小麦の栽培を促進したり、

主食であるサツマイモの、生育期間の短い品種を

ペルーから取り寄せて栽培している。


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農場、右奥の建物は豚小屋。

左の家で飼育係のおじさんが住んでいる。

夕方、寒さにふるえていた自分を快く招き入れてくれて

焚火で暖をとらせてくれた。


「火をおこすことでしか歓迎できない」

と言われたけど、何よりのおもてなしで

本当に感謝しています。


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農場とその先にある建物。

このひとつの部屋で寝ましたが、見事にダニにやられてしまいました。

親切に泊めていただいていて、文句は言えません。