先日、京都ソーシャルアントレプレナーネットワーク(KSEN)主催の、「かんさい元気人リレートーク」でお話をさせていただく機会を得た。2月の大阪での「ワンワールドフェスティバル」で展示をしていたときに、担当の方がたまたま話を聞いてくださって、関心を持っていただいた。きっと熱く、語っていたのだと思う。その後メールをいただき、4月3日の講演となった。
どんなことを話せばいいのか?と思いながら時間はたち、資料ができたのは話をする直前だった。「京都ソーシャルアントレプレナーネットワーク」ってどんな団体?どんなメンバー?道普請人、福林の話に何を期待しているの?をまず知る必要があると思った。そこでホームページを見たり、声をかけていただいた方の案内メールを読みなおし、下記のようなQ&Aを想定した。
1.「道普請人」はなんて読むの?どういう意味?
2.「土のう」で道がなおるの?
3.なんで「土のう」なん?
4.インフラ整備するNGOって?
5.ほんまに元気人?
6.もっと元気にするには?
2007年12月に登記しているので、3年目に突入したことになる。不安がいっぱいでくじけそうになったこともあったが、こういうところで話ができるようになった、つまり「元気人」として認めていただいた?と思うと感慨もひとしおである。いろんな段階を経てきたんだと振り返ると・・・
1.世界を救う道普請人、というコンセプトの誕生(木村理事長、喜田副理事長)
2.道普請人を育成する方法の具体化
3.初代道普請人たちの誕生(2.の具体化された方法の実践とその成果)
4.道普請人への関心
5.道普請人への人気
「道普請人」のここでの意味:
「自分たちの道は自分たちで直す」という意識をもった人々と、
「自分たちの道は自分たちで直す」という意識世界に広めようと活動する人々のこと
ここに至るまで、多くの方々にご協力をいただいてきた。
講演は良い機会だったので自分の経歴と、上記の各段階で感じてきたことを赤裸々に発表した。KSENという集まりの方から、どんな反響があるかも楽しみだった。
活動コンセプトはわかっていただけたし、道普請人の活動、「自信とやる気を引出す」「道直しからの生活改善」という点に共感を得、発展性も認めてもらえたと思う。
NPO活動の経験豊かな方や起業されている方からは、どう活動を日本、世界にアピールしていくか、資金獲得に向けた工夫、個人ではなく組織として活動を充実させるコツなどについてコメントを頂戴した。
不得手というか、つい後回しでできれば人に振りたいと思っていた決算処理も、まずは事務局長がしっかりやるべき、との激励もいただいた。活動を順調に伸ばしているNPOはやはり、経理がしっかりしていること、説明責任を果たしていることを挙げられた。「道普請人」もそうであるよう、改めて気合いが入る思いである。
講演の機会を通してわかりやすく聞いて下さる方に関心を持ってもらうように話す方法も身につけていきたいし、「ソーシャルアントレプレナー」のネットワークも構築していきたい。ここでの経験が今度は現場を進めるとき、新たな視点を持つことに活かされる。