7月からはケニア国内の4Districtで道直しの研修を開始している。各県で2グループ以上を目標にデモ施工を行い、周辺グループにも声を掛けて見てもらい、その後フォローアップする。ここではデモの様子を紹介します。
昨年の3,4月で「土のう」による道直しを実施したことから、すでにプロジェクトチーム内では手順は共有されており、それを農民グループへ伝承していくことが今回の主な目的である。
まずはカウンターパートが現地の言葉、スワヒリ語で農民たちに手順を説明する。
赤いジャケット女性がカウンターパート、青い帽子が筆者
農民グループが選んだドロドロの箇所を整備する。まずは泥を除去する。
一方で土のう袋に近くから運んできた砂利を詰めます。この砂利は農民グループが地域を管轄する地方行政官と調整し砂利と運搬段取をし、自分達で調達した。
泥を除去したところへ「土のう」を並べ、締固める。農民グループが調達した、ローカルマテリアルの締固め具が活躍しました。少々、重すぎたようですが・・・
ここでは合計で2層の「土のう」を並べ、道路面となる表面は砂利をかぶせた。
今回、地域を管轄する農業省担当官が見に来てくれた。施工後にグループの農民らにお言葉を頂戴した。
右から4番目の青い服の女性が農業省の地方担当官
最後に、自分達で「土のう」を利用して直した道の上で記念写真をとった。このグループはリーダーを中心にここで学んだ技術を利用して自分達で他の場所も直していくといってくれた。プロジェクトとしては今後フォローアップをしていく予定である。