財政破綻した国家『ベネズエラ』は、再建出来るのか?? | 井上耕太事務所(独立系FP)公式ブログ

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今日のテーマは、『財政破綻した国家ベネズエラは、再建出来るのか??』です。

 

 

 

 

公式ブログでは、度々取り上げているテーマです。

 

 

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、

今、『ベネズエラ』という南米の国家が、『財政破綻』の危機に瀕しています。

 

 

何故か、

 

 

日本のメディアはこういった大切な報道はしないので、

『井上耕太事務所:公式ブログ』が代わりに情報発信しています(笑)

 

 

きっと、

 

 

『公式ブログ』を読んで数年来のコアな読者の方々は、

とても興味を持って読み進めてもらえるテーマですよね。

 

 

これまでも、

 

 

『ベネズエラ』という国家が経済危機に瀕している事はお伝えしましたが、

その政治的・経済的混乱も、いよいよ、『クライマックス』に入りました。

 

 

と言うのも、

 

 

『年間20%』近い下落率でGDP(国内総生産)が減少した同国は、

直近5年間のうちに、『経済規模』が半減するという『別世界』に。

 

 

また、

 

 

『年間1000万%』という想像を超えるハイパーインフレも起こっており、

これは、『平均19日毎に物価が倍増する』という『異次元の世界』です。

 

 

ただし、

 

 

そもそも『食料品』『日用品』の絶対数が不足している同国では、

いくら『お金』を保有していても、物資が手に入らない状況に。

 

 

結果、

 

 

正しい数字は国内外ともに報道されていませんが、

この公式ブログを書いている現在でも、刻一刻と、

同国では相当数の『餓死者』が出ている事が推測出来ます。

 

 

更に、

 

 

『医療制度』も完全に崩壊していると言われており、

少なくとも『5年前』から、医療現場は政府援助がストップしている状況です。

 

 

私が目にした『BBC』の報道では、

 

 

同国の『医療機関(病院)』は完全に『箱(ベッド)』のみを提供しており、

『医薬品』の提供は愚か、他の設備は大半が壊れていて使い物になりません。

 

 

衛生環境としても、

 

 

ゴキブリが『出る』のではなく、その『死骸』が在る事からも、

その状況が、如何に悲惨なものであるか想像がつくと思います。

 

 

もしも、

 

 

患者が『手術』を受けようと考えるのであれば、

『経済的問題』も、勿論避けては通れませんが、

手術に必要な物資(ガーゼ等)の入手からしなければなりません。

 

 

実際、

 

 

多くの入院患者は、毎日、ベッドに寝ている事しか出来ず、

どうなるか全く分からない日々に『不安』を覚えています。

 

 

このような状況から、

 

 

『ベネズエラ』では、その選択が可能な国民から順に、

現時点で『300万人』が国外退去したと言われており、

その割合は、国民全体の実に『約10%』にも上ります。

 

 

そもそも、

 

 

『ベネズエラ』という国家は、もともと世界的産油国であり、

つい20年ほど前までは、順調に経済成長する、南米の富裕国でした。

 

 

第一次世界大戦前後、

 

 

1920年代には早々に『オリノコ油田』が発見され、

この油田を中心に確認されている原油の『埋蔵量』は、

『3000億バレル』と世界最大の規模を誇ります。

 

 

数年前、

 

 

石油に代わる代替資源の『エネルギー革命』が叫ばれましたが、

皆さんもご存知の通り、未だ世界は『石油』を中心に回っています。

 

 

その中で、

 

 

中東諸国同様、『原油』の埋蔵量を豊富に持つことは、

国家としては、途轍もない『アドバンテージ』を保有することになります。

 

 

にも関わらず、

 

 

何故、『ベネズエラ』という国は、経済危機に瀕し、

現在、『財政破綻』が目前に迫る状況まで没落してしまったのか??

 

 

それは、

 

 

残念ながら、これまでに続く政権の政治的判断ミスで、

国家の主要産業を次々に『国有化』し、『価格統制』したことに由来します。

 

 

勿論、

 

 

国家のトップ産業である『石油』という分野もそうですが、

『農業』分野などこの政策を押し進め、『価格統制』を誤った結果、

見事に、次々とその分野に『従事する国民』が減少していきました。

 

 

当然の話、

 

 

国民も趣味で『仕事』をしている訳では無いので、

利益のでない『価格統制』をされてしまえば、その産業から離れるしかありません。

 

 

結果、

 

 

先ず、根本的な問題として、国家レベルでの『物資不足』が起こり、

これが後々、『ハイパーインフレ』へと続いていく発端になります。

 

 

原油に関する数字では、

 

 

2013年に『日量240万バレル』を記録した生産量は、

今年2019年は『日量100万バレル未満』と、40%程度に減少する見通しです。

 

 

確かに、

 

 

『原油産油量』を元の水準まで戻すことが出来たら、

国家財政も『健全化』に向けて動き出すかも知れません。

 

 

しかし、

 

 

物事はそれほど単純ではなく、同水準まで産油量を戻すためには、

年間150億から200億ドル(約1.6兆から2.2兆円)ずつ、

トータル600億から800億ドル(約6.4兆から8.8兆円)程必要と言われています。

 

 

勿論、

 

 

『IMF(国際通貨基金)』を始めとした『対外債務』として工面する訳ですが、

現時点において、ほぼすべての『対外債務』がデフォルト(債務不履行)し、

政治的混乱も続く同国に、『お金』を貸してくれる誰かが現れるかは疑問です。

 

 

この状況から考えて、

 

 

『ベネズエラ』は、国民にはとても厳しい現実となりますが、

一度、国家を清算して、一からやり直していく必要があると考えます。

 

 

約70年程前、

 

 

日本が『第二次世界大戦』に無条件降伏し、

連合国から政治的・経済的な支配を受け、国民資産は没取され、

『1』どころか『0(マイナス?)』から始めた時と同じです。

 

 

当時も、歴史的インパクトは相当なものであったと想像しますが、

2019年の今、私たちの近くで、それが起ころうとしています。

 

 

そして、それは決して『対岸の火事』では有りません。

 

 

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代表 井上耕太