毎日いいお天気が続いています。

日中は日向にいると溶けそうな暑さ。

でも去年の日本の暑さを思えば

屁でもない

あら失礼

全然辛くない暑さです。

何が違うって、

朝晩は気温が下がります。

窓を開けて寝ると

朝方は寒くて目が覚めるくらい。

特に我が家は木々に囲まれているので

自然のフィルターを通って

気持ちいい風が吹いてくれます。


この灼熱のフィレンツェへ

ローマから友人が来ていました。

何やら重要なミサがあったそうです。

ミサが終わる時間と

私のランチタイムがピッタリ重なり

半時間強一緒に過ごす事ができました。

ラティーナで蝶々夫人を歌った時

ゴローを歌ってたテノールさん。


仕事の日は髪もボサボサノーメイク。

よく私ってわかりましたねレベル爆笑

歌手の時はいつも綺麗にしてますから。


奥さんも一緒に来てたので

三人で大聖堂をバックにセルフィウインク


「君みたいな才能ある歌手が

兼業歌手だなんて、

オペラ界は何か間違ってる!」

ありがとう。

そう言ってくれるだけで嬉しいよラブ

でもね、

性格もあるし、

競争率の激しいソプラノリリコ、

仕事の取り合いでけんけんがくがく、

そんな中では多分音楽を楽しめない、

私はね。

呼んでくれたら歌いに行って

その都度最善を尽くす。

日々更に成長するため努力する。

こういうスタイルが性に合ってる。

幸い定期的に仕事の依頼はあるし。

ロマーノさんも

実力派なのに

劇場付きの合唱団員やってて、

スカルピア歌いに行くと

共演者が

「え?合唱団員?なんで?」

ってびっくりする爆笑

世界のあちこちを飛び回って活躍する、

それを楽しいと思える人はそれでいい。

でも家族のそばにいたいとか、

人気商売で常に緊張を強いられる

ソロでのキャリアはストレスフルで

安定した合唱団の仕事を選ぶ人多い。

フィレンツェの合唱団に同期で入った

アレッサンドロ・ルオンゴさんは、

ムーティに見込まれてソロ活動する

って合唱団辞めたけど、

やっぱり家族と離れて

世界を転々とするのは辛い時ある

って言ってたし

カラヤンから直接電話かかってきて

「ソロはやめて合唱団で歌ってます」

と断った強者のソプラノさんもいる。


私も若い頃は、

雇われて毎日同じ仕事なんてできない

と思ってたけど

今では

工場でチョコレート箱詰め作業とか

そんな仕事でもいいくらい。

優先順位って年と共に変わってくる。


音楽活動は想像以上に活躍できて

もういつ辞めても悔いはないくらい。

教えるのも、

「教えて」と言われたら教えるけど

積極的に「教えたい」わけでもない。


今は家族や友人との時間が貴重。

一緒にいたいと思う人と

楽しくご飯を食べたりお茶したり

おしゃべりしたりして過ごす時間。


あとは本を読んだり瞑想したり。

洗濯したりアンロンかけたり。


そんななんて事ない時間が楽しい。


明日明後日は連休。

何をして過ごそうか?