窮屈で不自由な世界を生き抜け! | みなも日記

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今日感じたことを細々とブログに投稿してます



なんて帯コメント‼︎笑

生き抜いてやるぜ‼︎


最近読んだ本です。

内田樹とかいて

「たつる」と読むそうです。


京都精華大学での

講義談をおさめた

対話形式の内容で

読みやすかったです。


学生に向けた本ですが

社会人でも

刺さる内容だった。

1,2時間あれば読める。


みんなが聞いたことはあるけど

説明しづらい、しにくい内容を

わかりやすく言語化してる。

自分のなかに落とし込んで

自分の言葉で伝えてるから

なお読みやすい。


この人の論点は

ここなんだ。って

はっきりしてる。


読み終えてみて。

例え話なんだけど。

アナウンサーを職業として

やってる人たちいるじゃん。

今のわたしたち(社会)って


アナウンサーになるなら

アナウンサーなら

滑舌よくて、原稿暗記すぐできて

メイクばっちりで、服を完璧で

スタッフに迷惑かけなくて

協力的で、臨機応変に対応して

ロケもそつなくこなして…



みたいな人をアナウンサー

そんな人ではないとアナウンサーに

なれない、みない、ようにしてないか。


みんながそれが正しいと思ってる。

なにか1つでも欠けてると

弾かれる感じ。


でも、実際どうだろう。

もしかしたら喋るのは得意だけど

読むのは苦手。

ロケのリポートは得意だけど

ニュースを伝えるのは苦手とか。


なにか欠けてると思うんだ。

その職業からすると

一部欠けてるんだけど

他の職業からみると

才能発揮する長所というか。


アナウンサーになるためには

これができてないとダメだ。

できない自分はなれない。

そんな思考は社会的影響もあったんだって

自分の元来の性格ではないのかもしれないと

思わせてくれる話がこの本には書かれてた。


よく、人格は社会的影響も受けて形成される。

傷ついた魂を癒しましょう。

ありのままの自分でいよう。

などなどスピリチュアル系の話とかに

よく登場するかと思いますが


この本並みにその社会的影響を

説明してくれるものはなかったなと思う。

社会的影響って言葉で一括りしてない。

わたしもフワっとしたイメージはあるけど

深入りはしてこなかった人間なので。


この本はこういう法律ができたから

こういう政府の方針があったから

いまの学生、日本は○○な感じになってる。

みたいな社会的影響とは実際なんなのか。

を、数ある面のなかから

一面に標準を合わせ講義してると思う。


社会が個人にもたらすことを

知るだけでも精神的に軽くなるんじゃないかな。

そうか。社会はこうなってほしいのか。

自分はこう考えてたけど

それってこの影響があったから

そう考えてるだけなんだ。

それがそうだと分かったからこそ

改めてどうしようか。


個人を知るためには

社会を知らなければならない。

そんなことを思わせてくれる本でした。