耳下腺癌の末期に入った父。


治療の対象では無くなった父の

次の行先を決めなくては

ならなかった。



あらゆる金銭問題が、山積みとなり、



役所へ相談に行っても、



まずは、支払いを済ませるように言われる。


介護保険も、その他、

公的なものに頼ることは皆無な状況。



嫌な言葉もかけられ、

相談してもどうしようもない現実。



本当に、涙が出るようなことばかりで、


「なぜ・・・私が・・・」


の言葉ばかりが頭を巡っていた。



自宅に帰って最後の時を迎えるなんてことは、


選択することができなかった。




抗がん剤の副作用で、極度の便秘、

点滴の針の痛み・・・



病室のベットで、父が背中を丸めて

横になっている。




ホスピスしかないか・・・。




なんとかして父の最後を


より良いものにしてあげたいという思いと


なんでこんな嫌な思いばかり

するのだろうという思い、

 


それが、ぐちゃぐちゃになっていた。




ホスピスの空きがなく、

一旦療養型の病院へ転院することに決まった。



転院日、嫌な予感が的中。



「医事課のものが個別でお話しさせていただきたいとのことで・・・」と


看護師さんからの説明。



「やっぱり。」



「お父様の通院治療されていた時のお支払いがとどこうっておりまして・・・」




金額を見てびっくり!!でも、やっぱり。



「私がお支払いします。」



すごい束の領収書。


この国は、本当にありがたい。

こんなに支払いしていなくても、



結局、入院させてくれるのだから。



今までのいろんな出来事が、思い出され、

いろんな気持ちが自分の中で

溢れかえってきて、



転院先へ向かう車を待っているときに、


我慢できず、


「お父さんこれ、この領収書の束みて!


何がって、情けない。


なんで、いつもこんなんなん!!」



と、病院の広いロビーで人目も憚らず、



領収書の束をバシバシと父に叩きつけた。



最後の時まで、こんなの!と

情けなく、悔しくて、・・・・、



でも、やっぱり、私の父で、

血のつながった親子で・・・。



父を思う気持ちは、

大きくて。


大切だからこそ、複雑な思い。



わかってくれよ、娘の思い。



転院先の車の中で、

父の手をずっと握っていた。




父と私の最後の時間・・・あと、30日。





これは、私が、ホスピス患者様の

ご家族の支援をしたいと思う

きっかけになったお話しです。


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kokoro wakuwaku 

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