転院先で検査も受け、
再度、先生から説明を受けた。
「本当に、ひどいね。
これは、お父さん本当に辛いと思うよ。
思ってたよりもひどかった。」と言われた。
「そうなのか・・・」
わかっていたつもりだったけど、
なんかまだ、わかってなかったなと。
病室に荷物を置いて、
「お父さん、今日は帰るから。」
と声をかけると、
父はうなづくだけだった。
相当、しんどかったのだろう。
その夜、病院から、連絡があった。
「腫瘍のところから
大量の出血があって・・・」
と、少し焦った様子。
「お父様が、ガーゼが気になるのか、 どうしても、手で取ろうとして、
触られるので出血するんです。」
「今は落ち着きましたが、
抑制させていただいてもよろしいですか?」
「抑制・・・・・。」
「抑制ですか?!」
介護士の私には、
一番ありえない言葉すぎてびっくりして、
「父がですか?」
「はい。
高齢者の方にはよくあることなんです。
環境が変わるとね・・・・」
「高齢者?!」
確かに、世間一般からしたが、
高齢者なのか・・・。
抑制をしないと安全が保たれないのが
医療現場か・・・。
少し冷静になり、「わかりました。」
と、返事をした。
次の日。
半日仕事は休みをもらい病院へ。
病室に入ると、
つなぎえを着て、両手にミトン、
そして、両手足は抑制帯で
ベット作に繋がれていた。
「えっ」
病院で働い経験もあったので、
想像はついていたが、
ベットで寝ている父の姿は、想像以上で、
衝撃しかなく、言葉を失った。
父に、「誰かわかる?」」と聞くと、
「みっちょちゃん。」と。
「みっちょちゃん〜
お父さんパクられてもうた〜。」
と、えらく可愛く状況を伝えてくる。
思わず、爆笑。
「ほんま〜 パクられたん〜。」
「なんか悪いことしたん〜?」
「してないよ〜。」
私が付き添っている時だけ
抑制しなくて良いとのことで、
外してあげると、
「みっちょちゃんありがとう〜助かった〜」
と。
いつまで、
私の事を、認識していられるだろう。
ミトンを外した父の手は、
まだ温かく、
大きな手だった。
その手を握って、
「生きててくれてありがとう。」と
心の中で、伝えた。そんな日でした。
父と私の最後の時間・・・あと、20日。
これは、私が、ホスピス患者様のご家族の支援をしたいと思うきっかけになったお話しです。
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