いろいろ修行して、
在家出家している母が、
私から隣のベッドのお婆さんの事を聞いて、
お婆さんに、祈ると、
「私の人生はなんも楽しい事も一つもなかった。
苦労ばっかりして来たのに、誰も私が死んでも悲しむ人もおらん。
嬢ちゃんみたいにワガママを聞いてもろたこともない。
このまま死にたくはないんや。」
と母に訴えたそうです。
母が
「そんなら、おばあさん、萌音の守護霊になって、
萌音と一緒にいろんな楽しい経験をなさったらよろしいよ。」
と説得すると納得したそうです。
母が帰ってから、
呻か無くなり、静かになったお婆さん…
そろでも禍々しい物が帰ってくれないので、
私は必死に不動明王の真言を唱え続けました。
すると、お婆さんの容態が急変！
呼吸音も聞こえなくなり、
先程ＩＣＵへ移って行きました。
お婆さんが居なくなった部屋は、
「こんなに暖房きいていたの？」
と言うほど暖かく、
セーター着込んで、電気アンカ入れて丸まっていた私ですが、
今はタンクトップ一枚でいます。
今夜あたり苦しまずにお亡くなりになるような気がします。
本当に長い間、ご苦労されてお疲れ様でした
萌音と私と一緒に楽しい経験をこれから沢山しましょうね♪
お名前は雛さんとおっしゃるお婆さん。
雛から雲雀になって、
萌音とともに羽ばたくことでしょう
