アメリカン・エキスプレス,アメリカン・エキスプレス・カードなどのトラベル関連サービスを強化
9月21日のニュースリリースになります。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=261896&lindID=3
アメリカン・エキスプレスが10月1日から,アメリカン・エキスプレス・カード,アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのトラベル関連サービスを大幅に強化するとのこと。
以下,アメリカン・エキスプレスのニュースリリースから引用すると(句読点,数字等は修正してあります。),
今回のサービス強化により,国内空港ラウンジの利用を既存の14空港から27空港36か所に拡大するほか,国内外600か所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」を無料にて登録できるようになります。
さらに,東京国際空港(以下,羽田空港)の国際便増便に合わせ,同空港にて手荷物無料宅配サービスの往復利用およびエアポート送迎サービスの利用が可能になるなど,カード会員のニーズに合わせてトラベル関連の付帯サービスを大幅に拡充しました。
1 新たなサービス・特典について(10 月1 日より)
アメリカン・エキスプレス・カード及びアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの付帯サービスを以下の通り拡充します。国内外の空港ラウンジの利用範囲を拡大するとともに,羽田空港の国際便増便に合わせ,エアポート送迎サービスや手荷物無料宅配サービスを同空港でも利用可能にするなど,旅行や出張で空港を利用するカード会員向けの特典を大幅に充実させました。
(1) 国内外の空港ラウンジの利用範囲が拡大
国内27空港36カ所の空港ラウンジを利用できます。さらにカード会員本人だけでなく,同伴者1名まで無料で利用可能です。また,国内外600カ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス※」を無料にて登録ができます(通常99ドル)。
※同サービスはプライオリティ・パス社の運営となります。
(2) エアポート送迎サービスが羽田空港(国際線利用のみ)でも利用可能に
海外旅行の出発・帰国時に,提携タクシー会社(MKグループ)の車を会員専用でチャーターし,利用可能地域内の指定の場所と空港との間の送迎を格安の定額料金にて提供している「エアポート送迎サービス」が,成田国際空港,中部国際空港,関西国際空港に加えて,今回新たに羽田空港(国際線利用のみ)も対象空港となります。
※本サービスは,メンバーシップ・トラベル・サービスにて,日本発着の国際航空券または海外パッケージ・ツアーを購入した場合に利用できます。
※上記サービスの羽田空港での利用開始は10月31日となります。
(3) 手荷物無料宅配サービスが往復利用可能に
海外旅行からの帰国時に,空港から自宅まで,カード会員一人につきスーツケース1個を無料で配送する「手荷物無料宅配サービス」が,自宅から空港まで,出発時にも利用可能になります。さらに,対象空港を成田国際空港,中部国際空港,関西国際空港に加えて,今回新たに羽田空港(国際線利用のみ)を追加します。
(4)フライト遅延、およびキャンセル時の補償が追加 ※アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのみ対象
海外にお出かけの際,航空便の遅延により臨時に出費した宿泊料金や食事代を補償,また,手荷物の到着遅延や紛失したことによって負担した衣類や生活必需品の購入費用も負担する保険が新たに追加となります。以下がその一例です。
1 航空便を乗り継ぐ予定が,乗り継ぎ地点までの到着便の遅延によって搭乗する予定だった航空便に搭乗することができず,到着便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便に搭乗することができなかった場合,宿泊料金や食事代を2万円を限度として補償。
2 航空便が目的地に到着してから6 時間以内に,カード会員の身の回り品で搭乗時に航空会社が受託した手荷物が目的地に運搬されなかったために,カード会員が目的地において負担した衣類や生活必需品の購入費用を2万円まで補償。
3 航空便が目的地に到着してから48時間以内に,受託した手荷物が目的地に運搬されなかった場合,手荷物は紛失したものとみなし,到着後96時間以内に目的地において負担した衣類や生活必需品の購入費用を4万円
まで補償。
2 「メンバーシップ・リワード」のリニューアルについて
カードの利用代金を 100 円=1 ポイントとして換算し,一度のアイテム交換で,ポイントの有効期限が無期限になる「メンバーシップ・リワード」はさまざまな優待やアイテムと交換できるポイント・プログラムです。
アメリカン・エキスプレスでは,9月1日より「メンバーシップ・リワード」を以下のようにリニューアルしました。
(1) 「メンバーシップ・リワード」の交換アイテムが400 アイテム以上に拡大
カード利用額に応じて付与される「メンバーシップ・リワード」の交換アイテムを約80点追加し,400アイテム以上取り揃えました。有名ブランドの商品やショップでの買い物券,食事券に加え,今回新たに全国百貨店共通商品券を追加し,より使いやすいポイント・プログラムになりました。
(2) すべてのカード会員がJAL,ANAを含む11の航空会社のマイルに移行可能(10 月1 日より)
10月1日より,全てのカード会員が貯めたポイントを,JAL,ANAを含む11の航空会社のマイルや3つのホテルグループのポイントに移行し,航空券や宿泊券等に交換することができるようになります。
(3)特別な体験やチャリティー・アイテムもさらに魅力的に
「市川亀治郎氏による舞踊会プロデュース」,「鎧塚俊彦氏プロデュースによる世界に一つだけの手作りスイーツ」といった人生をより豊かにするための貴重な体験への参加や,年々高まっている社会貢献活動への関心を受けチャリティー団体へ寄付ができるプログラムも一新しました。
最近では,楽天プレミアムカード 等ゴールドカードクラスにも付帯されているプライオリティ・パスですが,年会費の高いイメージのアメックスに付帯させ,会員サービスのテコ入れしたことについては,いい傾向ではないでしょうかね。
ただ,アメックス・パーソナル(グリーン)カードのサービスを向上させると上位カードとのサービスの差が少なくなりますね。
しかし,アメックスの場合,年会費99ドルが無料とあるので,プライオリティパスのスタンダード会員相当 なのでしょうか?これだったら,メリットは半減ですかね。となると楽天プレミアムカードには及ばない。。。
ただ,私個人としては,仕事の関係や子供の学校などがあり,カレンダーどおりの休みしか取れず,海外旅行をするような状況ではないので,PPもあまりありがたみはないのですけどね。
それから,個人的には,10月1日から始まる全てのカード会員のメンバーシップ・リワードのFFPやFSP移行が気になるところですが,既にAmExのWeb Siteには記載があります↓。
http://www.americanexpress.com/japan/personal/point_program/renewal/default.shtml?
マイルについては,2,000ポイント(100円=1ポイント,20万円利用)=1,000マイルで,三井住友カードの場合と比較すると,200ポイント(1,000円=1ポイント,20万円利用)=600マイルで,AmExの方が交換レートが高いことになりますが,AmExの場合,参加登録料として,JALが年間9,000円,ANAが5,250円必要になるので,ある程度ポイントを貯めないとかえって損をする感じになるでしょうか。