ダイナースクラブ創設の逸話はウソ!?
”ガセビアの沼”クレジットカード版です。
さて,ダイナースクラブ創設の逸話としてよく紹介されている「当時,金融会社で働いていたマクナマラが,ニューヨークのレストランで食事をしたとき財布を忘れたため支払いに困り,「ツケで食事ができるようなクラブを作ったら,このようなみじめな思いをしなくても済むのではないか」と思い,友人のシュナイダー弁護士に相談,「二人で1万ドルずつ出し合いクラブを作った」。」は,
ガセ
事実は,創業当時の同社の広報係であったM.シモンズが,新聞記者の注意を惹くためにした作り話がもととなっているようである。創業者の一人であるフランク・X・マクナマラは,経営状態の良くなかった金融会社ハミルトン・クレジット社の社長をしており,当時回収困難な売掛金について悩んでいた。そこで友人に相談したところ,ハミルトン・クレジット社が信用力を拡大する方法として「チャージ・プレート」(売り買い許可証)を他人に貸すアイデアをについて検討することになったのである。この「チャージ・プレート」は,たまたま3人がレストランにいたので,この方式はレストランに最もふさわしいということに気づいたのである。

以上,「アメリカクレジット産業の歴史」,L.マンデル,日本経済評論社より
驚くことに,ダイナースクラブが設立された頃には,当時の加盟店手数料の7%を含め,現在のクレジットカードの原型がほぼ作り上げられていたことにある。残念ながら現在では逸話が邪魔をして,クレジットカードという偉大なビジネスモデルを構築したM.マクナマラの偉大な功績がほとんど知られていないことにある。
クレジットカードの歴史について興味がある方は,一度見てみるのも良いのでは。
さて,ダイナースクラブ創設の逸話としてよく紹介されている「当時,金融会社で働いていたマクナマラが,ニューヨークのレストランで食事をしたとき財布を忘れたため支払いに困り,「ツケで食事ができるようなクラブを作ったら,このようなみじめな思いをしなくても済むのではないか」と思い,友人のシュナイダー弁護士に相談,「二人で1万ドルずつ出し合いクラブを作った」。」は,
事実は,創業当時の同社の広報係であったM.シモンズが,新聞記者の注意を惹くためにした作り話がもととなっているようである。創業者の一人であるフランク・X・マクナマラは,経営状態の良くなかった金融会社ハミルトン・クレジット社の社長をしており,当時回収困難な売掛金について悩んでいた。そこで友人に相談したところ,ハミルトン・クレジット社が信用力を拡大する方法として「チャージ・プレート」(売り買い許可証)を他人に貸すアイデアをについて検討することになったのである。この「チャージ・プレート」は,たまたま3人がレストランにいたので,この方式はレストランに最もふさわしいということに気づいたのである。

以上,「アメリカクレジット産業の歴史」,L.マンデル,日本経済評論社より
驚くことに,ダイナースクラブが設立された頃には,当時の加盟店手数料の7%を含め,現在のクレジットカードの原型がほぼ作り上げられていたことにある。残念ながら現在では逸話が邪魔をして,クレジットカードという偉大なビジネスモデルを構築したM.マクナマラの偉大な功績がほとんど知られていないことにある。
クレジットカードの歴史について興味がある方は,一度見てみるのも良いのでは。