錣山部屋朝稽古見学(2014年8月25日) | Lontano dagli Occhi ~Ameba棟~

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高砂部屋に引き続き、朝を有効活用して昨日はブロ友さんと一緒に「角界の鉄人」寺尾の錣山部屋朝稽古見学へ行ってきました。

「インターホンを鳴らしてほしい」「おそらく見学は8時からと言われると思う」と部屋から伺っていたので、少し早め(7時半)に相撲仲間と清澄白河で待ち合わせ、一度「早すぎるだろうな」と思いつつ、稽古場の窓が既に開いていたのでインターホンを思い切って鳴らしました(^_^;)

やはり「8時以降じゃないと」とのことだったので、時間になるまで相撲部屋が密集しているこの区画をちょっと回ってみることに。

その間:
自転車に乗って尾車部屋に向かうTシャツ短パン姿の豪風(追いかけて話しかけてしまう。はっきりした色使いのTシャツがすごく似合ってた豪風!)→取材の車とスタッフが外で待機していた大嶽部屋→稽古支度をしている北の湖部屋と外で水を撒いているお相撲さん(四股名わからず…)→高田川部屋の前で延々とケータイで長話しているワイシャツ姿の勘太夫さん(!!!)→自転車で前を横切るTシャツ短パン姿の友鵬さん→稲荷神社に「大鵬幸喜」の大きな名→神社でお参りする直前に、徒歩で尾車部屋に向かう浴衣姿の嘉風が神社脇を横切る(ブロ友さんいわく「写真撮ってほしそうだった」→私にはそう見えてなくて話しかけるのは申し訳ないとスルーしてしまう。(´д`lll))!

…と、もう何がなんだかわからないうちに瞬く間に30分経過(^o^;)
一応、ブロ友さんの緊張をほぐすために(相撲部屋の稽古見学はお初だった&好きな力士が多い部屋だったので)立ち止まって息を整えるべく休憩したりしていたのに、次から次へといろんな人たちが現れて(^_^;)名前のわからない若いお相撲さんにも何人か遭遇しました。

大嶽部屋。ツタが生えている側にロケ車が止まっていました。
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初めて前を通った高田川部屋。さすがに勘太夫さんがケータイを切るのを待ってまで話しかける勇気は無く(^_^;)
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二度前を通った尾車部屋。シャッターの向こうの稽古場の窓から準備の音がしてきていました。
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ブロ友さんが先に気付いた(というか私は素通りしてた_| ̄|○)深川稲荷神社の柱に大きく刻まれた大鵬さんの名。
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これから見学させていただく錣山部屋の皆さんが稽古で怪我しませんように、とまずはしっかりお参り。

北の湖部屋は入口が思いきり開いていて(のれんがかかっていて中が丸見えというわけではなかったけれど)、iPhoneのシャッター音が申し訳ないと思って撮影はしませんでした。

そうこうするうちに8時過ぎ。再び錣山部屋へ向かいインターホンを鳴らし、入らせていただきました。
昨年見学した際には履物が玄関いっぱいに脱ぎ散らかしてあった記憶が鮮明だったので(自分の靴を置くスペースが見つからないと思えるぐらいw)、今回はドアを開けたらずららーっときっちり揃えて並ぶお相撲さんたちの履物を見て、ちょっと目を剥いた(笑)何が起こったのでしょう?(それとも昨年がイレギュラーだったのか?)

上がり座敷にはすでに座布団が二枚、並べて用意されておりました。ごっちゃんですm(_ _)m
(後から見学者はもう一人いらっしゃいました)

「ムカデ」は終わっていたのか、もう皆さん土俵周りで四股を踏んだり自主トレしたり。
8時15分頃、錣山親方登場。
派手なピンクのシャツに、白地にペパーミントグリーンやピンクなどのパステルカラーのラインがタテヨコに入った膝丈パンツをはいていた師匠です(昨年は真っ赤なTシャツだった)。
七月場所の審判席に座る姿を見て「すごく痩せたのでは…」と思いましたが、昨日の姿もほっそり。
ただ、病的な感じは全くしなかった(土俵に向かって声をかける時はよく響くし、武道家のようにサッサッサッと小気味よく素早く歩く足音だったし、指導も身振り手振りを加えながら眼光鋭くアツかった)。

当然ながら(泣)、豊真将は不在。青狼が我々から見て右手前の土俵外の角で、四股を踏んだりしていました。
関取の体の出来具合はやはり違います。全てのパーツが大きい。
途中、プロテインらしき粉末を口に含んで水で流し込んでいる場面もありましたが、空調の関係でこちらにそのプロテインのにおいが…お世辞にも美味しそうなにおいとは(笑)
エアコン吹き出し口がちょうど青狼の真上にあり、稽古が進むと力士たちの稽古で噴出した汗から生じる湿気でか、しずくが青狼の肩に何度か落ちて来て、青狼も我々二人もほぼ同時に上を見上げたりw

稽古内容を詳しく書くときりがないのでここでは省きますが、錣山部屋の「みっちり」具合には、力士の平均年齢の若さとパワーも感じました。
稽古は8時前から12時近く(クールダウン、最後に山本五十六の言葉を唱和し神棚と師匠に礼までで11:45頃に終了?)まで。
土俵の中でも外でもよく動いていた。

申し合いは序二段同士でも相当激しく感じたのですが、やはり番付が上がるごとにスピードが増し、立合いの当たりの強さも変わって来て、突っ張りの寺尾の部屋らしく攻防がめまぐるしい。
三段目、三段目と幕下の間の地力がある力士、幕下、そして幕下と十両。
幕下まで来ると、つい感嘆の声を上げてしまうぐらいに土俵際での勝負が最後までわからなかったり。逆に、三段目までにはなかった技でいきなり勝負が決まってしまったり。

師匠は、前へ出ずに楽に勝負を決めようとする相撲には厳しく声を荒げていました。
「楽に勝とうとしたって強くなれんぞ!」と。
そして、各段の申し合いが終わるたび、力士たちは師匠の前で礼をして、師匠は一人一人に順番に「今日の稽古で気になる点」を手と頭と眼光で説明(笑)
それぞれに話していたので、残念ながら断片的にしか聞こえてきませんでした。くーっ。

とにかく、錣山部屋は躾が行き届いている、相撲の伝統をしっかり伝えているとあらためて実感。

いやあしかし…
青狼も名古屋場所は十両五枚目で大きく負け越したとはいえ、部屋で幕下力士たちと申し合いをすれば、もう力の差がありすぎて誰も太刀打ちできていませんでした。
稽古相手にもならないようなレベルでした。前に出るだけで勝負が決まってしまうので。出ると同時にもう深く下手が入ってるし。パワーとスピードが桁違い。
(何番か、幕下の子がかなり粘っていい線までいっていた取組もあるにはありました。)
それでも十両から幕内にいくと、さらに恐ろしくレベルアップするわけで。
関取というのは大変な番付ですね…。
(青狼はテッポウの音も全く別ものだったね、とあとでブロ友さんと話していたのであります。)

でも、昨年見学させてもらった時と比べて、皆さん明らかにレベルアップしている印象がありました。
自分がやりたい相撲、「ねらいどころ」がどこなのか、ものすごくハッキリしている力士が増えていました(偉そうにすみません(^_^;))。

素直そうな子たちばかりだし、面倒見のいい心ある師匠のもと、きっとみんな個性を伸ばして角界の将来を担う力士になっていくんだろうな、そうなってほしいな…と心から思いました。

稽古後、見学にあたりお世話になった蒼天龍さんとお話ができました。
(星取表を見ていると泣けてくるほど苦労人。2年前、序ノ口優勝で千秋楽にインタビューを受けていた時のカメラ目線が忘れられませんwwwいい人オーラが噴出www)

錣山部屋は広島出身の方も多く、ブロ友さんも広島出身者。心配だったので様子をうかがうと…
「実は広島出身者は稽古に出なかった寺尾(※現・寺尾さんです)以外、今日はちゃんこ番なんですよ。全員話ができない状況でタイミング悪かったですね。(´д`lll)」
と(´Д` )
そして、部屋の力士一名は地元に急遽帰ったとも…それ以上深入りはしませんでしたが、ちょっと辛い話でした。

他にも少しお話ししましたが、錣山部屋は本場所中も「普通に稽古」するとのこと。
照強だけじゃなかったのね…
やはりチーム錣山には大いに期待をしてしまう。

お礼にあまりにもささやかなお土産を蒼天龍さんにお渡しし、皆さん快く写真に収まってくださいました(´∀`)
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気を遣って「廻しをまだ付けてる奴だけ集合!」と呼びかけてくれてw
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後列左から(敬称略):小池、藤田、蒼天龍、佐々野
前列左から:葵、大地、大原

なんか後ろのモザイクの人、一人ポーズとってたのね。気付かなかった(笑)

すごくいい写真!家宝にします(≧∇≦)
チーム錣山の雰囲気がよく伝わって来る写真ですね!

ちなみにカメラマンは関取昇進に待った無し!の番付まで駆け上がって来た堀切くん。
廻しを外してしまいバスタオル姿だったので、僕がシャッター切るよ、ということで。
最初はカメラの視界のことを何も考えず、全員立ったまま撮ってもらおうとしたので「ちょっと、少しは撮影のこと考えてよ!」との堀切くんの鶴の一声(w)で、大地くんが「ああそうか、オレが前に行けばいいのか」と三人が前に入り、やっと「廻しまだ付けている組」が写真にしっかり収まりました、というエピソードが(笑)

皆さんが話をしている時のナチュラルショット。
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バスタオル姿がカメラマンの堀切くんです。
昨年見た時は丸坊主で股擦れを起こしていて四股踏むのも辛そうだったのに…気付けば幕下十一枚目で名古屋は5勝2敗(^_^;)
相撲に独特のセンスがあり、実際に仲間と一緒にいる姿を見ると、とても明るい子なんだな~という印象。
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当然ながら、蒼天龍さんも一枚お願いしました~!とても優しい目をした好青年(´∀`)
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両膝もガチガチにサポーターがあり痛々しそうでしたが、土俵に上がると全然そんな印象はなく。番付より地力があるお相撲さん。
もうこれ以上は体の故障を抱えることなく、どんどん上を目指してほしい!思いっきり応援していますよ~!

そして「実は大ファンです!」と詰め寄って(?)告白してしまった(おばちゃんに言われたところで…と申し訳なく思いつつw)大原くんであります。
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最初は普通にこちらに顔を向けてくれていたのですが、途中で「グッ!」と右手がw
ポーズとってくれてありがとうc(>ω<)ゞ
まるで天平時代の仏像のように端正かつエキゾチックな顔立ちです。なんとまあお美しい。

昨年の稽古場で一番休み無く体を動かし続けていたのが印象的で、しかも小さいのに土俵に入るとすごく強くて、それ以来すっかりファンになってしまった私の超推しメンの一人。
小さいから一気に吹っ飛ばされてしまうこともあるけれど、幕下定着→上位を目指して、これからもいい稽古ができますよう祈っております!
関取に昇進したらムチャクチャ人気出ちゃうだろうな…今でも若い子たちの中では声援も多く、人気ありますが。

ここまで見ても錣山部屋のグレードの高さに恐れ入りますが、長居しても申し訳ないのでこのあたりでおいとますることに。
最後に挨拶をして玄関を出たら、今度は大地くんが外に出て来た!
せっかくなので撮らせていただきました。

みんなグレード高いよほんとに。第二の要潤か、ってところですwしかも天真爛漫な感じがいいw
(昨年見学した際には土俵中央から土俵際に小走りになるところがホント勢にそっくり、って思ってしまったw)
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寺尾仕込みの突っ張りをガシガシ磨いて欲しいと思っております!

で…どうやら実はこの直後、大地くんはアイスバケツを実践したようで(^_^;)
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というか、錣山部屋の公式Facebookができております。
そこに大地くんのアイスバケツチャレンジ映像がUPされているので、見られる方は是非錣山部屋Facebookページに「いいね!」を(笑)

バケツから氷水放出担当だった大原くんと堀切くんの映像(※大地くんがこの二人を次のチャレンジャーに指名していたのですが)が無いのが残念です。
ちなみに映像をご覧になればお分かりの通り、二人は大地くんに非常にエグイ方法で氷水をかけてました(^_^;)
相撲取りじゃなければ(稽古で温まった体でなければ)危険かも(^o^;)

さらに言うと、この稽古見学があった当日は皆さん井筒部屋と合同で相撲茶屋寺尾を貸し切り食事会を行ったとのことw

その翌日の稽古(すなわち本日)は果たしてどのようなことに…
激しい稽古でアルコールは全部抜けていくものなのでしょうか?新陳代謝が良くてそれ以前に抜けてしまうもの?
(とりあえず25日を見学日に選んで良かった、ということにしておこうw)

ちなみにこの稽古見学の時、相撲雑誌でしょうか?カメラマンがお一人、長時間かけて写真撮影をしていました。
特に堀切くんにシャッターを切る頻度が高かったように感じたのですが…
錣山部屋の特集記事でもあるのかしら?
(お相撲さんに訊けばよかったかな。もうネット記事になってるとか?調べてません)

最後になりますが、たまたま師匠・錣山親方が昔執筆されたコラムを目にする機会があったのでご紹介を。

2007年7月24日付コラム(日経新聞)
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2007年10月or11月?(日経新聞)
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師匠を選び、師匠に選ばれた錣山部屋の皆さんは本当に幸せ者です。
これらたった二つの記事を読んだだけでも、鉄人の色眼鏡なき潔さと一本気、そして心の温かさが伝わってきます。

言いたいことは切りがないので、この辺で。

錣山部屋の皆さん、心から応援しています!!!
真剣勝負の稽古を見学させていただき、本当に感謝しております!