電気のいらないエアコン

粘土の自然な特性を利用して
空気を冷却させるこの方法は
インドのニューデリーの建築家MUNI が
開発したマッドエアコンで
粘土に水をかけると
小さな気孔から徐々に水が蒸発するのですが
このとき、発生する気化熱によって
熱が奪われるため
入ってくる時は熱かった空気が
出ていくときは涼しい空気になるのですが
このように土器を蜂の巣のように
ぎっしりと重ねて作るといいます。
このエアコンは
制作過程にも環境にも優しく
電気のような外部エネルギーも使用しないため
電力が不足する地域で
有効に使用できるというメリットが
あるといいます。
実際に昔から粘土は冷蔵庫として使用されて
きました。