午前10時頃、幼稚園から携帯にメッセージ
「幼稚園のサイト(保護者閲覧用ページ)を
見ておいてください。」

早速、ネットで開いたら

「本日、あなたのお子さんのクラス担当の
遅番先生が急遽欠勤となってしまったので
14時半までに迎えに来てください」

とのこと。

幼稚園は朝7時15分から開けており、
朝ごはんが8時から30分間。
朝食を済ませてくる子は8時半から9時までの
間に来るのが望ましく9時から予定を組んで
います。

なので先生は、朝7時から15時の出勤と
9時から17時までの出勤と
この幼稚園は勤務体制が作られているようです。

それで午後先生の人数が足りないから
早く迎えに来てくださいと。
それで、みんな働いてても迎えに来れちゃう
のがノルウェーだな、と日本との
大きな差を感じました。
日本の常識じゃ、『無理』でしょう
働いていたら。

補足します。
通常、当日スタッフが足りないとわかれば
臨時スタッフに片っ端から連絡をして
一日バイトとして入ってもらいます。
今回は、最後まで残るスタッフがおらず
子供達もあまり知らない臨時スタッフ一人に
任せられないので(とは言え他の先生が
残業するわけでもなく)早めに息子の
クラスのみ閉園することになりました。

もちろん、飛行機で移動中とか、
緊急オペがあるから無理だという人も
出てくると思いますが
頼れる親族がいればお願いしたり
同じ幼稚園に通うママ友にお願いしたりと
なんかしらの対処をとる家庭もありますが
それはお互いさま。
状況から解放されたと同時に急いで
迎えにやってきます。

私の住む地域の環境しかわかりませんが
みんな仕事を引き上げてきてるんです。
仕事の会議があっても、幼稚園の事情の方が
緊急にとれるのです。
お客様との予定が入っていてもキャンセルを
してくるんです。
それでまかり通る世界を私は目の当たりに
しています。

幼稚園の先生も、きっと残業して
最後まで残るだろうとイメージがついてるのは
私が日本人だから。

こちらは定時にさっとあがります。 



老人ホームで働いてる人が年配者に
ご飯を食べさせてる間に終了時刻がきたら
食べさせてる途中で帰る人がいます。
この食べさせてる人が食べ終わったら
仕事あがろう、っていう感覚ではない
のですね。
冷たいとか、思いやりがない、とか
そういう感覚ではなく、
あくまでも働き方が日本とは違うんですね。