長男のクラスには、この世に生まれた体は男だけど、心は女の子という子がいます。

一年前の入学日、保護者達だけの場で

ご両親が一学年全員の保護者の前で

 

私たちの子供は男の子として生まれましたが

三歳のときに、

自分は女の子なのだと 本人が気づき

それからは女の子として育てておりますので

皆さん、どうかご理解ください

 

とスピーチがありました。

 

こういうところ、北欧だなあ・・・なんて感じたりしながら

一年生の時は、クラスも違ったので顔も覚えてもおらず

ご両親のことも覚えていないので

(すみません、やはり数回会話をしないと顔は全員同じに見えてしまい・・・・)

もちろんもともと意識をしたこともなかったけど

 

最近になって、長男と現在は同じクラスにいるんだと知りました。

(そこまでクラスメートの子たちにも興味もない母親ですみません・・・・)

 

すれ違ったとき、

陶器のような肌に栗色のくせ毛の彼女に

一瞬で、惚れてしまいました。

七歳のその彼女は、私にとって理想的なエンジェルだったのです。

え?あの子だったの????

 

クラスでは、特に男子、女子で分けるような席の配置があるわけでもなく

トイレも共同なので性別を意識することは無いこともあり、

特別に見られることもなければ、特別な配慮をすることもないみたいで

 

この三次元の偏った偏見の世界の中で、

彼女は恵まれた環境でよかったな・・・・なんて思ったりしました。