更新が遅くなってすみませんでした。

 

こんな私のブログに数名の方が訪れて下さるようになり有難いと思っております。

 

前回の内容が虫の知らせだったのか書き終えアップした数分後に父が入院している病院の医師から自宅に電話がありました。

 

「酸素の飽和度が下がってきました。会っておいた方がいいと思います。」

 

慌てて病院に向かおうと思いましたが店のシフトがありましたので私の前のシフトの方に数時間の延長をお願いして妻と病院に向かいました。

 

自宅にいる母も連れて行くべきか迷ったので妻、妹と相談しショックで認知症が進むことを心配し自宅に置いていくことになりました。

 

数日前から個室に移された父のいる病室のドアを恐る恐る開けました。父は苦しそうに呼吸し話しかけても反応がありません。それでも今のうちに言わないといけないことがあったので耳元で

 

「母さんのことは心配しないで、ありがとう、父さんの子供でよかったよ、また子供をやらせてくれ、今度はちゃんとした息子になるから」

 

と伝えることが出来ました。

 

病室から廊下に出で妹に電話でいつ病院に到着するかを確認している最中に病室から何か会話の音が聞こえて来ました。電話も早々に切り上げ直ぐに戻ると父の呼吸が止まっていました。

 

妻に何があったのか聞いたところ最後に声を振り絞って出そうとしたらしく「アー、アー」とだけ言ったらしいが顔の表情から恐らく「ありがとう」と言いたかったのだろうということでした。

 

人の瞳から光が消えていく瞬間の目の当たりにして父の手を握りながら、ただただ泣くだけでした。そんな時も走馬灯のように思い出って蘇るのですね。看護師さんまで泣いて下さいました。文句も言わす穏やかな方だったので人気の患者だったそうです。

 

遅れて妹が到着して、妻と、私の3人で泣いている最中にシフトの時間となり、その後の手続きは2人に任せて、私は店に向かいました。

 

父が亡くなって1時間後シフトに入りました。

 

今日という日ほどコンビニオーナーだったことを後悔した日はありません。

 

つづく