ベル「前回の続きです。通りすがりの方はとも併せてどうぞ」

「痴漢外来」

ベル「セックス依存症と近いですが、痴漢も癖になっている人は病気で、治療が必要なんですよね。薬物と同じで、刑罰で処するのか、治療をメインにするのかがこれからの論点ですね」

ベル「復活を果たしたタイガーウッズさん、3年前に世間を騒がせた乙武洋匡さん、そして今性被害で告発された立憲民主党の初鹿明博さんも、性的な依存症です。治療が必要だと感じます」

エマニュエル「立憲も次の選挙で、初鹿さんは候補者差し替えた方がいいと思うぞ」

エマニュエル「電車内での痴漢というのが日本独特の犯罪というのは初耳だったな」

ベル「満員電車で通勤なんて、他の先進国はやっていませんからね」

ベル「痴漢についてはもちろん、女性が泣き寝入りする日本の風土も関わっています」

エマニュエル「これもタイムリーだが、伊藤詩織さんの事件について、ベルの観点を聞きたいな」

ベル「一言で、安倍政権と加害者の結託でしょう?被害者の伊藤さんがネットで激しいバッシングを受けたことも含めて、右翼が跋扈する時代なんだなと感じます」

ベル「もちろんいつの時代にも社会問題、右派と左派の対立はありますが、ここまで右派が一方的に世界を席巻するというのは見たことがないですね」

ベル「でも、世界史を見れば、第一次世界大戦の後にリベラルな世界が一時的に日本を含めて世界でやってきた後に、20年経ってファシズムと第二次世界大戦が起こったのと同じように、冷戦が終結してロシア含めてリベラルな世界がやってきた後に、30年して今のような右翼ポピュリズムが席巻する世界があると考えれば、やっぱり歴史は繰り返すのだと感じます」

エマニュエル「あいちトリエンナーレの一件で、論壇まで左派が崩壊したのは致命的だったな」

ベル「協力関係にあった論客、津田大介さんと東浩紀さんがあいちトリエンナーレの騒動をきっかけに対立した話ですね」

ベル「でも、左派論壇も、悲観しすぎるのは良くないとか、ヒーローがいずれ現れるだろうとか、もう現状を放棄していることしか言っていない時点でダメです。全然ダメです。0点」

ベル「前回の言動からもベルは左翼なのかなとお感じの方もいると思いますが、決してそんなことはないんですよ。平和主義者ではありますが」

エマニュエル「今年の流行語大賞は『ワンチーム』だったけど、左派がそういうきれいごと(=多様性の尊重は素晴らしい!)を言うから、現実での分断、対立は深まるし、ますます左派が嫌われるんだよな」

ベル「ええ。ネトウヨさんは『ワンチーム』という言葉に嫌悪を示していますよ」

ベル「龍の世界も天使の世界も一言で言うとキーワードは『多様性』なんですけど、人間にそれを言うのは説教じみていて受けないですかね」

 

「日本経済30年史」(岩波新書)

ベル「岩波新書らしい1冊ですね。左翼的、という意味で」

エマニュエル「俺、以前より岩波新書を読んでいてムカつくことが多くなった気がする。保守化、右翼化しているのかな?」

ベル「感覚が研ぎ澄まされて立ち位置が左寄りから中庸に戻っただけですよ」

レオン「宇沢弘文についても言及されていたね」

ベル「政権批判本として読むのは結構ですが、日本経済の30年を俯瞰するには左に偏り過ぎていて、不適当な本と言わざるを得ませんね」

 

2049年「お金」消滅

レオン「あとがきに『渋沢栄一が描かれる新紙幣は、日本がキャッシュレス社会への移行に後ろ向きなことを象徴しているのではないか?』という興味深い言及があったね。渋沢栄一のお金儲け論に対する突っ込みを含めて」

レオン「時代とともに価値観も変わるわけで、100年前の僕の言説を現代に当てはめて批判されるのは、ちょっと分が悪いなぁ」

*ブックレビューから来た通りすがりの方へ:龍王レオンは蒲生氏郷、渋沢栄一、宇沢弘文として人間界に降臨した生命体。

 

「統合失調症」(岩波新書)

ベル「岩波新書がムカつくのは私かもしれません。統合失調症という病気の深刻さをオブラートに包んで、『普通の病気ですよ。治りもそんなに悪くありませんよ』という著者に腹が立ちました」

エマニュエル「著者は人権派を装っているよな。統合失調症について、原因は不明です。でも『考え方次第で』経過は悪くないものです。っていうのは、ちょっとなぁ」

ベル「この方、オカルトは一切信じないようですが、統合失調症については、低級霊の憑依という側面からアプローチしないと、永遠に病理は解き明かされませんよ」

ベル「過去世のカルマから、『お前の脳を乗っ取ってやる』という霊と契約してしまい、乗っ取られることに本人も同意してしまうことで、この病気は慢性の経過をたどります。偏見をなくすために病名が「早発性痴呆→精神分裂病→統合失調症」と変わってきましたが、一般の人に分かりやすく病気を伝える意味では『早発性痴呆』が良かったと思います。この病気になると、多くの場合、知的能力が欠損しますからね。『統合失調症』ではどんな病気なのか一般人に全く分かりません。人権を優先することが、かえって病気についての偏見を招くこともあります」

エマニュエル「21世紀に入って抗精神病薬は一定の進歩があったけど、それもここへ来て頭打ちだな。それに、薬が効かない方も中にはいることも、もっと強調した方が良かったよな」

ベル「過度の悲観をさせないという意味では、ご家族に患者を抱える方にはいい本なのかもしれないですが、はっきり言って気休めにしかならない本ですよ」

 

大天使ミカエルとそのパートナー・ガブリエルの息子である私、熾天使エマニュエルが、直接仲間とともにセッション、お客様を肉体・精神、両側面から癒すお仕事を行っています。

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