皆さんこんにちは。天使長エマニュエルの孫娘、次期龍王エステラとキルロイ殿下の娘、ベルナデッタです。
まず「ファイアーエムブレム風花雪月」における私の人気について、本人として喜べない話からさせてください。
初めて読者の皆様にご紹介するときに少しお話させてもらいましたが、私、ひきこもりキャラクターなんです。
支援会話(他のキャラクターとの掛け合い)で人気が出たようなのですが、私は喜べません。
プレイヤーの中には様々な事情で引きこもっている方も多いです。
そういう方々が、ゲームの私のキャラクターを見て、自虐したり、あるいは自分が傷ついたりしているのを見ていると、このキャラで登場しない方が良かったかな、と感じています。
あと、私が敵を倒した時のセリフ「また殺した!」もネタにされていますが、これも複雑です。
「ファイアーエムブレム」というゲームは、現代の戦争のない世界を生きる人々に、戦争の悲惨さを伝えて考えてもらうことを主題としています。出演している私たち神々は。
ゲームに無知な人に、ただの戦争で人を殺すゲームじゃないかと言われるのはもっと心外ですが、プレイヤーにもかつての仲間同士で殺し合うストーリーについて、ネタにするのではなく真剣に考えてもらいたいものです。
かつて過去世で龍族の大戦争で命を落とした、平和を希求する龍神として意見表明します。
こうやって私の感情を伝えられるのもおじいさまのおかげなんですけどね。
あと、説教くさくなってしまいますが、前作「if」に引き続いて、答えを一つに用意しない、というのも私たちの特色です。
コナン君ことクロノスおじさまは「真実はいつもひとつ!」と言っていますが、あれもアンチテーゼですね。
真実は、いつも複数あります。ものの見方、光の当て方によってね。
さて、前振りが長くなってしまいましたが、ブックレビューに参りましょう。
「データでよみとく 外国人“依存"ニッポン」 (光文社新書)
エマニュエル「NHKの特集の書籍化なんだけど、官邸の出先機関に堕ちたNHKにしては珍しく、「技能実習」という名目で外国人労働者が日本に大挙して入ってきている現状をしっかりとリポートしているな」
ベル「日本で移民排斥運動が起きないのは、一言で、安倍政権だからですよね。こういった外国人労働者を嫌うのは安倍政権の支持層なわけですが、安倍政権批判につながってしまうので控えているわけです」
エマニュエル「安倍政権もうまいことやっているよな」
ベル「日本では諸外国とは違って政治が安定していると言われていますが、安倍政権が極右勢力を支持母体として包含しているからに他なりません。ヨーロッパのように極右が台頭するよりはいいんですかね」
エマニュエル「統計にある通り、先進国内で比較してものすごい人数の外国人が労働力として日本にやってきている。ちなみに、東南アジアの方が多いのは『東南アジアの人の国民性は日本人に親和的で摩擦を起こさない』という暗黙の了解があるからなのだろうな」
ベル「人手不足の問題については、外国人労働者を受け入れる前に『不必要な仕事、求人』が資本主義社会であるが故に多いことを指摘したいですね」
エマニュエル「わかる。チラシ入れとかだよな。不動産のチラシが投函されても、いつも仕分けるのが面倒なだけだもの」
ベル「あとは、今話題になっている、誰も幸せにならないかんぽ生命の営業とかですかね」
エマニュエル「迷惑な営業電話もその一つに入るよな」
ベル「レオンが言っていたように、過当競争というか、こんなに必要ないだろってお店も多いですよね」
エマニュエル「これもタイムリーな話で、コンビニとかな」
ベル「資本主義社会を見直すこともこれからの時代は必要になってくると思います。資本主義と民主主義を絶対としている人間の方々がそこまで手をつけるかは懐疑的ですが」
メルセデス「池上さんの番組のスポンサー(メルセデスベンツ)として、池上さんの番組のスポンサーに迷惑電話で有名なF〇ネクストが入っていることが気になるのよね」
ベル「いきなり出てきました」
エマニュエル「俺も気になったけど、あの会社、最近広告打ちまくっているから、おっさんの番組に限った話ではないと思うな」
メルセデス「皆さん、不動産迷惑電話のF〇ネクストには注意してね!一度応対したら最後、しつこい上に他の不動産営業まで電話番号が伝わってしまうわよ!」
エマニュエル「以前テレビで見た不必要な仕事として、仕事に困っている男性が、どう考えても不必要なビジネス商材、DVDをアポなしでお店に訪問して買ってもらうという営業を見たのが印象に残っていて」
ベル「60軒訪問して、買ってもらったのはわずか2枚だけだった、ってやつですよね」
エマニュエル「買った人もいらなかったけど同情して買ったんだろうな。見ていて何ともやるせない気持ちになった」
エマニュエル「不動産のモデルルームの案内で看板立てて座っている人を見るけれど、仕事という面において人生がわけありなのがその人を見るだけで伝わってきてしまうんだよな」
ベル「雇用にあぶれた人はそういった仕事しか雇ってもらえない現実はありますよね。それは霊力で見抜いているのだと思いますよ。おじいさま、霊力がついていることは喜ばしいことですが、あんまり霊視しすぎて混乱しないようにしてくださいね」
エマニュエル「そうなんだよな。最近、街を歩いていて看板持ちやティッシュ配りの人を見かけると『この人人生訳ありだな』って分かってしまうのが心苦しいんだよ」
ベル「私の仕事ですか?次期龍王の母のサポートはしていますが、基本自由です。フリーランスです。ゲームでも趣味で小説を書くエピソードがありますが、現実でもゲーム制作者にインスピレーションを与えたりもしていますね」
ベル「母の後を継いでその次の龍王にはならないのかって?だから、そういう世襲に私たち神々は懐疑的なんですよ。自分でも龍王には向いていないと思っています」
ベル「龍は無条件の愛に満ちた存在、なんて生易しいスピリチュアル界で語っている人が多いですが、先日の台風19号で未曽有の大雨を箱根に降らせて箱根登山鉄道をダメにしたのは私たち龍族です。箱根は白龍族の里ですから、母エステラと私でやりました。箱根は観光客が来すぎなので怒ったんです。かわいいだけがベルじゃないのは分かってくださいね」
ベル「何が相手でもベルは勝つ!(ゲームでのセリフです)」
エマニュエル「字数が来たので続きはまた次回」
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