今朝のあさイチ
ゲストは草彅剛くん(なんてもう言えないな)だった
話題は当然前期の朝ドラ「ヴギウギ」だと思ったら、
ただいま上演中の「碁盤斬り」のこともいっぱい話題になり、嬉しかった
(以下ネタバレあり)
(このパンフレットは880円で安く買えた。鬼平犯科帳の3分の1)
カミングスーンのポスターを見かけた時
これは絶体落語の人情噺「柳田格之進だ!」
と思って、上映が始まったのですぐに見てきたのだ。
皆さん、これがつよぽんですよ
この前までヴギウギで弾けていた羽鳥先生ですよ
この雰囲気、同一人物とはとても思えない
大きなストーリーは落語と同じなのなだけど、それに無実の罪をきせられ妻まで陥れられた格之進が、真犯人を知らされて復讐を遂げるという大きなストーリーを組み込んで見応えのある映画になっていた。
斎藤工との殺陣は目瞬きも出来ないほど激しい。
囲碁のシーンはひたすら美しくて囲碁なんて知らない私でも息をのむ。
照明も「江戸時代はかくや」と思わせる昼なお薄暗い室内、夜ともなると蝋燭や行灯の光が僅かしかない闇。
回想シーンは監督の16mmフィルムで撮影したという独特のアナログの粗い画面
吉原の賑わいの表と裏
長屋の人々の貧しいけど小綺麗な暮らし
よい碁敵となった萬屋亭主 萬屋源兵衛の贅沢な暮らし
全て納得のいく映画になっていたなっていた。
ラストのラストは落語の「文七元結」を思わせる愛でたい場面なのだけと、
格之新は・・・
草彅剛はなんにでもなれる。
底知れぬ力を持つ俳優だ。
ちなみに草彅剛自身は
「(娘の)お絹にあんな苦労をさせちゃって、僕としては嫌い」
「柳田格之進は変なこだわりが強いので、理解することが難しい」
とパンフレットのインタビューに答えている
格之進は自分の名誉のために娘が身を売った五十両をありがたく受けとるのだもん。
これも文楽・歌舞伎の定番はた迷惑な武士の名誉ね