東京新聞で見つけたこの催し

はやばや申し込んだら

抽選の結果当選キラキラ

 

 荒川区は「俳句のまち」と十年程前から名のっている。

荒川区のボランティアガイドさんの案内で芭蕉矢立初め(奥の細道に旅立つにあたって最初に句を作った)の地を歩く「まちあるきツアー」に19日参加してきた。

17日に結城をぐるぐる一万三千歩も歩いてきた二日後に笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

このツアー、最後の方で参加者一人ずつ芭蕉を偲んで俳句を詠むのが目玉のひとつ

ちょっと楽しみ。

 

因みに芭蕉の奥の細道「矢立初め」の地は荒川区の南千住か

足立区の北千住か

ふたつの区で主張し合っているらしい

何しろ「奥の細道」には「むつまじきかぎりは宵よりつどひて、舟に乗りて送る。千住と云ふところにて舟をあがれば…」ってあって、隅田川のどちら側で降りたかは書いていないのだ。

千住大橋の北か南か今では区が違う。

芭蕉の頃はどちらにしても隅田川のほとりなんだけど爆  笑

 私は地理的に北千住っぽい気がするのだけどそれはさて置き



今回は荒川区の主催だから集合場所は南千住駅

受付した順に4つの班に別れて出発した。

 この手のガイドツアーはガイドさんの力量次第で変わるのよ。

座席運の悪い私はガイド運もないのか、残念なことになった。

 

明るくて声の大きいベテランのおばさん(プラス新人のおばさん)だったから

期待したのだけど

お二人とも俳句や芭蕉のことはよく・・・というより全く知らないらしい(本人の弁)

俳句のまち」荒川のボランティアガイドなのに、そして芭蕉を偲ぶ街歩きなのに大丈夫か?

 

とにかく言い間違いがひどいんだ。

私もひとのことは言えないけどね。

 

 

駅前ロータリーのこんな芭蕉像の前で最初の挨拶

矢立初めの句

「行く春や鳥啼き魚の目に泪」

を新人ガイドさんが朗々と紹介してくれたんだけど

その「魚」をね、サカナとおっしゃる

 

私はえ?と思ったけど

ベテランさんが訂正してくれるだろうと黙っていた。

しかしベテランさんもサカナ・サカナと繰り返す

しかしその後、別の場所に行ったら、そこの碑には「うお」って振り仮名があって

それから急にうおになった。

 

それから小塚原の刑場に行った

「こづかっぱら」と呼ばれる江戸時代の刑場ね

日光街道の千住宿。獄門とかあって怖い場所

 

これが小塚原で首を切られた罪人のために作られた延命寺の首切り地蔵
他にも吉田松陰等の刑死した有名人の墓がいくつも。
歴史上の人物で靖国神社に入れられない朝敵の墓も
ネズミ小僧治郎吉の墓も

そこにある題目碑の前でベテランガイドさん
「このお寺は元々は日蓮宗だったので『南無阿弥陀仏』と書いてあります」って言うんだ。これはひどい。
これには私も黙っていられなくて「日蓮宗は南無妙法連華経です」て呟いてしまった。
ガイドさんおろおろ碑の字を一字一字確認しながら「あ、南無妙法蓮華経って書いてありますね。ごめんなさい」と私に謝る。私は別に熱心な日蓮教徒ではなくて、常識じゃんね(*≧∀≦*)
それよりこのガイドさんこれまでずっと南無阿弥陀仏って紹介していたのだろうか
 
 続いて回向院


回向院では解体新書の腑分けの地としての日本医師会の記念碑


 
それから
勇名な営利誘拐事件の「吉展ちゃん事件」の吉展地蔵尊



実はあの捜索で我が家に刑事さんが来たことがある。幼い私がはじめて出会った本物の刑事さん。犯人のスケッチ画が父とよく似て、自家用車も白いバンで共通!
誰だ通報したのは💢
しかし完璧なアリバイ(私の誕生日で伊勢佐木町の不二家で食事をしていた)があったので、疑いは晴れた(^^)

色々新しいことも知った

しかし言い間違えが多いこと多いこと
そうなると、私が初めて知ったことも正しいのか間違っているのかわからなくなる
 

千住大橋に出るとき
「芭蕉さんは・・・」とガイドさん言いよどんでいる。
「もしかして曽良ですか?」と教えて上げた。曽良と旅に出たって言いたいのだろうと察して爆笑
ピンポンだった。
 
そして古い千住大橋の袂に蕪村の描いた旅立ちの地の壁画があって
それはなかなか印象的だった
 
どうやらガイドさんも印象的だったらしい。
そのため、ここからいつのまにか
曽良が蕪村に変わっていた爆  笑びっくり爆  笑びっくり
蕪村が奥の細道行くわけがない。もっと後の人だもん。
でも堂々と「蕪村さんがいなければ芭蕉さんは旅に出られなかったのです」って言うのよ。
もう私めんどくさいから黙ってた。
そもそも芭蕉さんとか蕪村さんとか言うのがバカにしてるわ
芭蕉・蕪村でいいじゃないか。
 
ボランティアガイドは本当にボランティアで善意やってくれているのだから、そこはとってもありがたいけど、同じ班には俳句初心者とかこれからプレバトで勉強しようかなって人もいるんだから、間違ったことを教えるのはやめて欲しい。
 
そこから先は、私もう口を出さず、列の後の方からついていくことにした。
でもそういう歩き方って疲れるのよ。
だからこの日は歩数は全然いかなかったのに、疲労度マックス。
 
素戔嗚神社では楽しみにしていた投句
思っていた以上に立派な短冊と筆ペンが用意されていてドキドキしてしまった。

芭蕉の蕉の字を下手くそに書いてしまったけど、修正液も使えないし直せない。仕方ない。
 
 
ペアの新人ガイドさんが、なんだかとても良い写真を撮ってくれた。それは嬉しい。
東京新聞の記者さんもニコニコして写真を撮ってくれたから、翌日の東京新聞の山手版は期待したんだけど、記事そのものがボツだったようだ(*≧∀≦*)
 

帰り道はとにかく歩きたくなかったので都電荒川線(さくらトラム)で座ってぐる~と遠回り。




いま薔薇がとっても綺麗な荒川線だけど、かなり混んでいたので外はみえなかった~