8月4日の東京23区は、雨でひんやり。
線状降水帯で大きな被害を受けている地域もあるから申し訳ないけど、連日38℃猛暑が一旦グッと涼しくなって本当に助かった。
翌日の金曜日も涼しい予報だから
少し遠出してみよう、川越なんかどうだろう?
電車一本だし、その割に行っていない。3回か4回くらいかな?
と計画を練る。
川越はレトロな蔵造りの街並みが人気だけど、朝早く歩くからお店はまだ開店前だろう。
そこで川越街道の出発点、川越城本丸御殿をまず目標①に決めた。
川越街道そのものは生活圏内にあるけど、肝心の川越城って行ったことがない。
目標②は城からは近いけど、川越観光地図の一番北の端川越氷川神社が良いな。
今は風鈴がたくさん奉納されて情緒があるらしい。
目標③は日本聖公会川越基督教会。
ヤフー時代にblog友だった男性がここの教会員で素敵なレンガ造りの教会らしい。
いずれも川越駅からは離れているので、
まずはバスで北上して川越城の近くまで行く。本丸御殿を見学してから、徒歩でさらに北に向かい川越氷川神社。
後はぐんぐん南下してくれば時の鐘や蔵造りの街並み、川越基督教会に少し回って、大正浪漫通りや中央通り(昭和通り)をそぞろ歩き。
時間帯的にもそろそろお店が開くだろうから、美味しいカフェなんてどうだろう?
さすがに喜多院は欲張りすぎ?
そうしたらバスでまた駅まで戻れば良い。
そんな計画を観光マップを見て決めた。
そんなにハードなコースではない(はず)。
8000歩くらいかな?
しかし~!
私は時々酷い方向音痴に陥る。
今回の敗因は北上してから徒歩で南下だったことかなぁ
地図は上が北で下が南
北の外れに氷川神社があって
南の外れに川越駅
南下するから地図を天地逆さまに考えなければいけない。地図上の右なら左折りなんだから・・・・
もうね、ぐるぐるしちゃいました
地図もそうだけど、私もね
最初バスを降りたところ(札の辻)から少し行くと可愛らしい和菓子屋さんがあった。
名前は「道灌」
もちろん太田道灌、江戸城を作った人だし、落語「道灌」でも有名な彼は江戸城の前に川越城を作っているのだ。
道灌まんじゅう・・・どんなだろうと思ったけど先を急ぐ。
ここから川越城本丸御殿まではちゃんと行けた。
次の氷川神社に向かう。
道灌の前を少し戻ってから北上
川越氷川神社はとても趣があった。
風鈴の札にお願い事が書いてある。
竹で編んだぼんぼりの中にも風鈴が3つ
普段おみくじは引かない私も、こんな可愛い鯛みくじは買ってしまった。
小さな釣竿に針金の釣り針が付いていて釣るの。
それから風車も、ちょっと怖可愛い。
ところがこの後、また札の辻に出てから方向感覚がおかしくなってきた。
それでも最初はなんか変だな?と思いつつ、市役所前の太田道灌像を見たり
「川越城『中の門堀』」跡を覗き込んで
タモリさん気分を味わったりしていた。
ところが・・・
「時の鐘」に行きたいのに
またこれが出てきた💦
え?本日3回目よ・・・
完全に迷子になっている私
喉は渇いたし、朝ごはん食べていないし、こりゃダメだ・・・座りたい・・・
と、道灌に入ってかき氷を食べた。
宇治金時・・・これで400円。美味しかったわ。そこに置いてあった川越マップがわかりやすそうだったので、お店の人に現在地を確認すると、
札の辻から90度違う方向に歩いていた
どうにか方向を修正出来たので、時の鐘までたどり着いた。
その後も、何度も何度も分からなくなってはマップを出して確認する。
通りがかりの自転車のオジサンに「観光客?地図もって・・・」と言われて
思わず「すみません」と謝ってしまった
ちゃんとした地図を買えば良かったのだけど、お店や駅にある観光マップだと情報が細切れでAの地図には載っている店や道がBの地図には載っていない。
さらに地図は上下逆にして考えないと妙な方向に行ってしまう。
川越基督教会にも良く分からないけどたどり着いて
このレンガは渋沢栄一が起こした会社で作られたのか~
こう写すと大きいけど、思ったより小さい教会だな~等思いつつ
蔵造りの街並みやら
大正浪漫通りも
ヘロヘロそぞろ歩き~ したし
以前古今亭始ちゃんと林家はな平さんの二人会があった熊野神社までたどり着いた。
この境内で始ちゃんと、ダーリンとスリーショットを撮ってもらったのは何年前だろう。
その上、もう二度とたどり着けないと思うけど刺し子の専門店に出会えた!
株式会社自然堂「銀座亜紀枝刺し子の店」
刺し子布巾用の布がホビーラホビーレとまたちょっと風情が違う。
藍色・きなり・若草色などに染められた上に柄がプリントされている。
藍色ときなりの二枚買ってしまった。
「道がわからないから、もう二度と来られない」
と思ったら、買った刺し子布と一緒にお店の住所やら通販サイトやらを書いた紙が入っていたので、また来られるかもしれない。
そしてよく分からないままに、行ったり来たりしながら、川越駅行きのバス停を見付けて、帰ることが出来た。
実は川越には本川越駅・川越市駅・川越駅と間際らしい名前の駅があって、
東上線や西武新宿線、JRがそれぞれに乗り入れているので、単に駅に戻るのもドキドキする。
でもちゃんと帰ってきた。
ぐるぐる・行ったり来たりしたから
なんと16000歩越えで、脚がパンパン
おさらい