正直、もう無理だと思っていました。
欠席が続き、昼夜逆転。
スマホばかり見て、学校の話題を出すだけで空気が重くなる毎日。
「このまま退学になるのかな」
そんな言葉が、頭の中を何度もぐるぐる回っていました。
そして迎えた面談の日。
娘は行きたくないと言いながらも、なんとか家を出ました。
親としては、退学届を書く覚悟すらしていた日です。
校長先生や先生方と向き合いながら、
これまでの生活のこと、体調のこと、将来のこと、全部正直に話しました。
情けなさや不安で胸がいっぱいでした。
でもその中で、先生方は娘のこれまでの努力にも目を向けてくださいました。
不登校の中でも受験した英検。
そして合格した英検2級。
「この力は本物です」
そう言っていただいたとき、
胸の奥に小さな光が差し込んだ気がしました。
結果は――進級。
まさかの展開でした。
帰り道、まだ実感がわかず、
夢を見ているような気持ちでした。
もちろん、これで全てが解決したわけではありません。
明日からちゃんと通えるのか、
生活は整うのか、
また不安はあります。
でも今は、
「まだチャンスが残された」
そのことだけで十分です。
親としてできることは、
焦らず、見守りながら、
この奇跡の一歩を無駄にしないよう支えていくこと。
娘の未来は、まだ終わっていません。