最近読んだ本の記録。
すっかりペースが落ちました


よろづ建物因縁帳
畏修羅


よろづ建物因縁帳シリーズの最新刊。
13日に発売されたばかりです。


予約していたので発売日に届きました。
届いて即読み。




ひゃー!


思わず声が出てしまった…
な、なんていうか恋愛物ってあまり読まないので、なんかこそばゆいというか恥ずかしいというか

ヒューヒュー!って感じ(リアクションが古い)



仙龍が同い年とわかったので、その割にはおぼこいな(これって関西方言かな…?)って感じですが

それがいいですよね



春奈のリアクションも全然20代じゃない
書いてるのがオジサンだから仕方ないけどそれが良い


しかし…このシリーズおもしろいと思うのに、身近に読んでる人がいなくて語り合えずとても寂しいです


マイナージャンルに嵌るというのはこういうことなのか…



絶対ハマりそうな友達がいるので、沼に落としてやろうかとも思っているのですが、ワーキングマザーで忙しそうなのでちょっと躊躇ってます。




つづいて

和宮お側日記


個人的に最推し将軍は家茂なので

ノマカプとして家茂和宮夫妻を推してます。
でもその割には史実以外知らないな、と思いこちらを読んでみました。


私はジャンル的には幕末(佐幕派)なので、彼らの婚姻の背景にあること、社会情勢、血生臭い動乱の様はもちろん把握しているのですが、

渦中にありながら隔絶された大奥の生活は中々興味深かったです。



そしてネットも電話も電報も
新幹線どころか電車も自動車もない時代


遠く離れた京都で、夫(将軍)や兄(天皇)が亡くなっても、それを知れるのは数日後。

身体の具合が悪いという連絡が入って、祈祷を依頼したり、医者を手配したり、お百度参りをして快癒を祈っても

もうその時にはすでに亡くなっているなんて
どれだけ切なく悲しく虚しいことか




考えてみれば当たり前のこと、仕方のないことですが、想像すると辛いですね。


そして今とは違い、少しの体調不良が死に繋がる時代

立て続けにに実母、夫、兄、そして誰よりも側で仕えてくれた部下を失って、和宮がどれほど心細かったかと思うと胸が痛みます


斬り合って殺し合いをするよりも、和宮の寂しさの方が少し身近に感じました。


まぁ、時代小説と思うと退屈なのかもしれませんけども。




積読してる京極夏彦の土方さん小説も読まねば…
(鈍器…)