なんだかいきなり読書スイッチが入ってしまったので、読んだ本の記録がてら感想を記していきたいと思います
まずは伊東潤さんの「維新と戦った男 大鳥圭介」
私は日本史で修士を取るくらいなのでいわゆる歴女で新撰組オタクなのですが、
特に私の人生を狂わせた(?)のは土方歳三です。
小学校〜高校までは電車に乗ってよく日野へ行き、お墓参りをしてました…
歴女なんて言葉のない20年前なので、女が歴史小説のコーナーにいるだけでジロジロ見られ、
その本をレジに持っていくと店員さんに二度見される、という世の中でした。
この本は土方さんが活躍する戊辰戦争後期での主要人物の一人である大鳥圭介が主人公です。
(もう一人の主要人物は榎本武揚)
感想としては、本の半分近くは北関東での戦争の話だったので、現在北関東住みとしては土地勘
があるのでとても読みやすかったです。
あと土方さんがとても…司馬遼太郎が書いている土方像を引き継いでいるので、そういう意味でもストレスなく読めました。
やはり土方推しとして避けて通れない燃えよ剣。
燃えよ剣で墜とされた者は司馬臭にはとても敏感です。
続いて内藤了さんの「ON 猟奇犯罪捜査官藤堂比奈子」
これは波瑠さんでドラマ化してるそうです。
見たことないけど。
タイトルに猟奇犯罪と出ているだけあって、結構エグいしグロいです。
でも個人的には子ども(この本では4歳の女の子)が被害者になる話は…ちょっとキツイですね。
しかもかなり凄惨な殺害方法なので。
自分に子どもができると、子どもが痛めつけられたり死んだりするのは創作でも心が締め付けられます。
しかもテーマが虐待なので、そっちもしんどかったです。
伊坂幸太郎は初めてですが、なんとなく聞いたことあるようなのをパッと選んでみました
「重力ピエロ」
登場人物が少ないので、そういう意味では読みやすかったです。
ちょっと前に宇宙兄弟を一気読みしたので、どうしてもムッタとヒビトがチラついてしまいましたが、強い絆で結ばれた兄弟の話、という点では共通項がありますよね
ていうかこれを最後まで読んで、あれ?伊坂幸太郎って、ミステリ?
と思い至りました(遅い)
「ゴールデンスランバー」
なんというか最後が後味悪いというか、ムカつく奴の一人でもギャフンと言わせたかったな…という気はします。
そしてこれを読み終わったちょうどそのタイミングで、首相辞任が発表されたのでなんだかビクッとしました。
途中で挟まれる20年後のところでちょいちょい気になる部分がありつつ、
そこは回収されないんかーい、というモヤモヤも残りました。
「グラスホッパー」
新宿の裏社会の話なので、頭の中ではずっと奪還屋が浮かんでました。
押し屋
自殺屋
運び屋
奪還屋…ゲットバッカーズ…
ある意味スッキリした終わりで良かったです。
これらの本はだいたい、子どもに2分に一回呼ばれつつ子どもを横目で見ながら読んで、一冊半日くらいで読み終わります。
これらの本も1週間ほどで全部読みました。
しかし私の悪い癖で、本を読みはじめたりゲームを始めるとそのことに集中してしまい、他のことがお座なりになってしまうのです…
そのせいで何度か夫の話を無視して怒られ、インターバルを挟みました。
興が乗ったときは一日に2冊読むのですが、たくさん人が死んだなぁ…\(^o^)/
歴史小説は仕方ないんですよ
戦争だとボロボロ死ぬし、推しも毎回必ず死ぬ。
逆に毎回死ぬとわかってて何故何度も読むのか、と自分でも不思議です。
それ以外の本が、意図せず全てミステリなので、一冊につき1〜複数人が死ぬ。
別にミステリ好きなわけではないのですが、大学生の頃バイト先のおじさんが本好きで、暇なバイトだったのでいつも本を借りていて、その本がいつもミステリだったので、ミステリは読み慣れているというのもあります。
でも今回は完全に偶然…なんです…
子連れで本屋や図書館にいくと、中身を吟味する時間がないので、とりあえず知っている作者やタイトルでババっと選ぶので、こんなことが起こってしまうのです…たぶん…
というわけでまだまだ読書ブームは続きそうです