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林式 匠の筆跡診断士 

mirach(みらく)です。

 

 

①もういい大人なのに、親の呪縛から逃れられなかった私

 

②もういい大人なのに、親の呪縛から逃れられなかった私

 

コップに閉じ込められたノミは、絶望感にもマヒしていました

 

から続きます。

 

 

 

長年ガラスの天井に頭をぶつけ続けたために、

 

外に飛び出ることを諦めてしまった 

 

ノミのように生きていた私が、唯一、

 

生き生きと飛び跳ねる事が出来た場所がありました。

 

 

それは、高校時代の部活動でした。

 

いわゆる軽音学部みたいな部活で、

 

「校内バンド」のような活動をしていました。

 

文化祭等の校内イベントでは、

 

ステージに上がりギター演奏をするので、

 

華やかなイメージの部だったため人気があり、

 

目立つボーカルをやりたくて入部する子が多く、

 

最初のうちは一年生だけで

 

40人近くも(!)いました。

 

 

 

私はギターを弾きたくて入部したので、

 

「ボーカルはすごい競争率だなぁ!」

 

とひたすら感心していましたが、

 

ボーカルが出来ないとイヤ、

 

という子達は

 

どんどん辞めていき、

 

最終的には15人ほどに落ち着きました。

 

 

幸い良い仲間にも恵まれて、

 

私は放課後の部活がとにかく楽しく、 

 

「部活をするために学校に通っていた」

 

と言ってもいいくらいでした。

 

 

私は元々洋楽、

 

ブリティッシュ・ロックが大好きで、

 

本当はロックを演奏したかったのですが、

 

女子校の軽音学部だった事もあり、

 

松任谷由実さんや中島みゆきさんといった

 

ニューミュージックを中心に演奏していました。

 

 

 

そんな中、同じく洋楽好きな仲間を見つけ、

 

彼女と2人、部室代わりの放課後の教室の隅で

 

当時の洋楽のヒット曲を耳コピで真似して、

 

ギターで弾いて楽しんだりしていました。  

 

 

 

普段の部活では、

 

何の曲を誰が演奏するか、

 

曲決めやグループ分け、

 

どうやったら上手く弾けるか、

 

どんなふうに表現すればよりドラマチックか、

 

意見を出し合って、時にはぶつかったりしながら、

 

真剣に音楽に向き合う日々。

 

 

 

卒業コンサートに向けた夏休み合宿では、

 

みんなで一緒にお風呂に入ったり

 

遅くまで恋バナで盛り上がったり、

 

はたまたギターの速弾き競争をしてみたりと、

 

女子高での青春を文字通り謳歌。

 

仲間たちと演奏したり歌っている間は充実して、

 

父親の事、嫌な事、悩みも何もかも忘れて

 

笑っていられる幸せな時間でした。

 

 

 

部活を終えて家に帰る事を考えると

 

なんとも気が重いのですが、

 

翌日の部活で仲間と会えるのを楽しみに、

 

それだけを心の支えに学校に通っていました。

 

 

 

家に帰ると、学校での自分とは別人のように

 

貝のように口を閉ざして部屋に引き篭もるのが

 

私の高校時代でしたが、

 

今にして思えば、

 

自宅以外に自分の居場所があったという事は、

 

当時の私の精神衛生上、

 

とても有り難くて幸せな事だったと思います。

 

 

 

仲間達には感謝しかありません。

 

今でも彼女達とは仲が良くて、

 

まるで「同じ年の姉妹」

 

のような関係を続けていて、

 

必ず年に一度は集まって食事会をし、

 

近況報告をしあっています。 

 

笑ったり泣いたり、ワクワクしながら

 

青春を共に過ごした仲間達と、

 

今週末は久々にリアルで集まる事になっていて、

 

今からとっても楽しみな私です。