赤ジャンのちょっとイイ話 -6ページ目

赤ジャンのちょっとイイ話

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ようやく仕事が終わって家に帰えろうと車に乗り込み時計を見ると22時が過ぎていた。

家に帰る前にスーパーに寄って、晩御飯を買って帰える途中、道幅は狭く2台車がようやく離合できる場所で神社を左手に見ながら走行していると道のど真ん中に大きさはボーリングの玉くらいある黒い物体がユラユラと動き回っているのが見えた。

「猫か犬か?それとも風が吹いてゴミ袋が飛ばされてるのか?...」

「もしも猫か犬だったとしたら、ひかないように気をつけなくては...」

黒い物体を気にしながら車の速度を落とした。

だんだんに近づいてきた時、黒いのは長い毛だと確認できた。

「な~んだ、猫か犬か~」


車のライトに照らされた、その黒い毛には目がありキョロキョロ回りを見ていたが私に気づいた。

「良かった~、逃げてくれるかな。」

しかし、こちらに気づいたとたん車に向かって飛んできた。
こちらに向かって走ってきたのではない、飛んで...。
よく見ると、その黒い毛の猫か犬かと思っていた物体は髪の長い女性の頭だった。

「うわー⁈」

叫び声と同時にブレーキを踏み込み車を停めた。

ゴロン ゴロン ゴロン

その物体は車体下に潜り込んで、車にあたった音がした。


恐る恐る車から降り、車の周りや車体の下を確認したが何もいなかった。