赤ジャンのちょっとイイ話 -3ページ目

赤ジャンのちょっとイイ話

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第三夜

彼女は、この日体調が悪かった。
私も、体調が悪かったのだが、彼女のことを何とかしてあげたい。夜に会う約束をした。

深夜2時すぎ彼女の用事が終わり、家の前に迎えに行った。
家の前には、女性の霊はもういない。
私に憑いているのだから。

でも、彼女の顔色は悪かった。
何故、体調が悪いんだろう?

車を走らせて、10分ほどたったのだろうか、彼女の背後にスーツ姿の男が見えた。
この前、ドラックストアの駐車場で車のフロントガラスに映って見えた霊だ。
彼女の体調が悪い原因はこれか?

このスーツ姿の男を彼女から引き離す事ができれば体調が良くなるんじゃないか?
でも、引き離しても彼女にまた憑いては意味がない。

では、私に憑かせればいいんじゃないか?

でも、どうしたら私に憑くのか分からない。

あっ、光の線は?
見るとスーツ姿の男の霊は光の線で彼女に繋がっている。

正直、怖くてこの場から逃げ出したかった。
でも、彼女を置いて行くわけにはいかない。
彼女を助けたい.....。

体調が悪い彼女を早く家に帰らせたい、しかしこの霊をどうにかしたい。

何も出来ないまま時間だけが過ぎていく。

どれくらいたっただろう?
気づけばスーツ姿の男の霊は私と光の線で繋がっていた。

あとは彼女を家に送ろう。
車を走らせて30分くらいたった。

運転中、眠気に襲われた。
車を駐車場に停めた。
霊は私に憑いている。
怖さもあったが、眠気に負けて眠ってしまった。


眠っている間に夢を見た....。
老婆の霊、目のない女性の霊、スーツ姿の男の霊がでてきた。
そして、3人の霊が彼女を闇の奥へ連れて行こうとした。
「○○○ー!」
何度も必死に彼女の名前を叫んだ!

自分の叫び声で、目が覚めた。霊は私に憑いている。

眠気は、まだあるが早く彼女を家に送ろう。
6時までに家に帰りたいと言う彼女。
普通に走っても40分はかかる距離だ。
今が5時45分だ。15分では送れない。
急いで車を走らせた。

彼女の家の前に着いたのは6時10分が過ぎていた。

彼女が家に帰ったら家に帰るのが遅いと母親に叱られたみたいだった。