正直、筆が進まなかったのだけど、先が少し見えてきたので書きます…。
お魚さんのうちの一人、同い年のユウくん。
デートゼロで会ったその日にお付き合いすることになりました…。
でも、既に問題ありだし、お魚さんから外そうとすら思ったから違反ばっかりなんです。。。
書きたくないなあ…。
でも未来の自分の為にも記録しておかないと!
ユウくんとは、私がプロフィールに書いたキーワードで盛り上がって、
「なんだか水密桃さんとは、実際に会ってお話した方が早そうだって初めて思いました」って言われ、私も同じ気持ちでした。
なんていうか、離れ離れになっていた子供の頃の親友を見つけたような不思議な気持ちだった。
二回目の漁業で仕込んだお魚さんの中で、一番最初に会うことになりました。
「水密桃さんにも僕にも合いそうな映画があるから見に行きませんか?そのあと珈琲の美味しいカフェにお連れします」って言われて、日曜日のデート。
私が支度に手間取って、映画だというのに三十分遅刻してしまったのだけど、その対応も迅速かつ的確で、出来る男の匂いを感じました。
結局、映画は狙っていた回が満席だったので、先にお茶する段取りをメールでやりとりして、駅の改札口で対面。
またしても、写真とイメージが違う人がやってきました…
「写真だとタイプだったけど、実物はちょっと違うなあ…。映画見たら適当にあしらって帰ろう」とすら思っていました。
なので、最初から緊張ナシで、自分をよく見せようともせず、かなーり気を抜いて対応していました。
カフェで会話が途切れても、
「あー、黙っちゃった。まあいいか。困るならこの人がなんか考えて話し掛けてくれば良いんだし。それがTRだし」なんて考えて。
そうしたら、ユウくんに、
「俺は普段、こんなカンジでまったりしてしまうんだけど、つまらなくない?はきはき喋った方がいい?」と聞かれました。
今までの彼は放っておくと自分のことを勝手に色々喋り出し、私はそれに相槌を打ったり、質問をして話を深めたりするようなコミュニュケーションを取る人たちばかりだったので、あんまり話さない人は初めてだし、合うのか合わないのかわからないと思いました。
居心地は別に悪くないけど、未知数だと。
「うーん、別に平気ですよ。あんまりガツガツして色々聞かれる方が困ってしまうし」と答えておきました。
気になったのは、珈琲を飲みきってしまってから一時間くらいお店にいたのだけど、
「もっと何か飲む?」って言ってくれなかったこと。
空のカップとお水だけでずっと話しつづけていたのは不満でした。
支払いは彼が。といっても二千円程度だけど。
お茶の後は結構時間ギリギリでお店をでて映画館へ。
あんまりにもギリギリだったので、チケットはユウくんが取って置いてくれたので入場できたけど、席は離れ離れでした。でも、初めて会ったばかりの人がそばにいると緊張して集中できないし、却って良かったかもって思った。
映画はいい映画でした。
面白い!とか感動した!って言うのとはちょっと違うけど、見ておけてよかった。見る機会をもらってよかったなあと思いました。
ちなみに一応チケット代を払おうとしたら、いいですよ、って断られました。
私は映画とお茶だけのつもりだったけど、映画の回をずらしたことで劇場を出る頃には夜ご飯時だったので、ユウくんが
「ご飯どこで食べようか?」って言い出しました。
初回だし、
『どこで食べようか?じゃなく、ご飯も付き合ってもらえます?とかだろうが』って思ったんだけど、それ止まりで、それ以上嫌な気持ちにはならなかったのです。むしろ、ご飯も食べて帰りたいくらい気に入られたんだなって思ったら、ちょっと嬉しかったくらい。
いつからそうなったのか自分でも全然わからないのだけど、私はユウくんに対して、好きまでは行かないけど、もうちょっと一緒にいたい人だなって思うようになっていました。
「いつでも比較的空いているカフェがあるからそこに行こう」って言われて、駅から少し離れた場所を歩いていったのですが、お店は閉店でした…。それでユウくんが、
「じゃあ、何か軽く食べて、それからこの近くにあるバーに行くのでもいいかな?」って提案してきたので、それに乗ることに。軽くっていっているけど、この辺は定食屋とラーメン屋しかないけど…って思っていたら、目の前につけ麺のお店があって、そこに入ることになりました…。
『ラーメンは好きだし、寒いからあんまりうろうろしたくないけど、デート初回でラーメンってどうなの?支払いはどうするの?』って思いました。そして、食券形式だったので、支払いは自分持ち…。
更に、次に行ったバーもビール専門のバーで、支払いは最初にそれぞれ…。
イラってした。
こんな風に今後も割り勘にされ気味だったら、切らないとって思いました。
バーでは周りにあまり席のない、隔離されたようなスペースに座ったので、私達の他には隣にカップルが一組いただけ。
そんな状況でそれまでの流れのまま話をしていました。
ユウくんと話していると、その知識と経験に圧倒され、また行動力にも頼りがいを感じて惚れ惚れしてしまいました。一生一緒に歩いてくれるなら、人生のパートナーに欲しい、って思った。
でも、昼間行ったカフェでの話の中で、ユウくんはあまり結婚願望がないし、家庭と言うものにも興味ないって知っていたので、せいぜい本命のために気持ちを分散する目的のお魚にしか出来ないなあって思っていたのです。
それなのに、
『そろそろ帰ったほうがいい時間だな~。そもそも初回なのに三時間どころか、六時間以上一緒にいるし…』なんて考えていたら、ふとした弾みに、
「これからの事だけど、俺は水密桃ちゃんと付き合いたいと思っているよ」と切り出されました。
『気に入られているとは感じていたけど、それにしても今日言っちゃうの?』って戸惑い、また
『他に三人のお魚がいるから、この人と即座に関係を決定するのは不利になっちゃう』なんて計算しました。
大体、ユウくんは結婚したいと思っていない、ハズには不向きの人だし…。
「いや?」って聞かれたので、私が以前読んでいたRGさんのブログの台詞を拝借して、
「まだ知り合ったばっかりだし、お互いの事よく知らないじゃない?」って答えました。
そうしたら、
「人によっては、じわじわ関係を深めた方がいい子もいるけど、水密桃ちゃんの場合はそうじゃない気がする。踏み込まないと、この先四回、五回とあったところで、何も変わらないと思ったから、今日言ったんだ」と言われました。
それはそうだと思った。
私は違反ガールだった頃、好きになった人には一気に心を開いて急激に近寄っていたし、ミツルくんやユキヒロくんと三回目の約束をするまでになっても、嫌っていないのに心は全然開けず、彼らに去られていたから…。
「まだ乗り気じゃないっていうなら、今日みたいにたまに映画に行くだけの友達でもいいよ。それで週に一回会うのでも、月に一回会うのでも。それか最初のうちは様子見で、水密桃ちゃんが嫌だって思ったら、突然着信拒否とかして逃げ出すって形でもいい」とユウくんは言い、
私は、
「ユウくんにはもっと感受性の強い変わった女の子の方がいいと思う。私なんかではすぐに飽きてしまうよ。それに私は結婚したいけど、ユウくんは結婚したくないんでしょ?そういう人はいくつになっても変わらないし、付き合っても年齢的に、結婚したがっている私に重さを感じてしまうと思う。ユウくんには惹かれているけど、お互いのライフステージにずれがあると思う。だから好きになってしまったらいつか辛くなるんだよ。別れる時に好き過ぎてつらいのはもう嫌なの」と答えました。
いっぱいいっぱいだったので、違反とかTRとか考えられずに、自分の心を殆ど吐露してしまいました。
それでもユウくんは、
「困らせたいわけでも、無理強いしたいわけでもないから、水密桃ちゃんが嫌がるなら諦めるけど、でも今二人でフィーリングがあって一緒にいたいと思うなら、付き合おうよ。俺は今は結婚したいと思っていないけど、二人一緒にいるうちに自然とそういうことを考えられるようになるかもしれないし、先のことなんてわからないから、今悲観的な予想だけして踏みとどまるなんてしたくない」と言うのです。
男の人のテンションが高いのは最初だけ。
男の人が一番頑張るのは獲物を落とそうとする時だけ。
頭の中でそれらの言葉が繰り返し浮かび上がって来たのに、もう私は冷静に思考を働かせることが出来ませんでした。
悪く思っていない男の子から、強く求められることの恍惚に逆上せ上がってしまって、どんどんユウくんに惹かれてゆくばかり。
いつのまにか握られていた手を、もっとずっと掴んでいて欲しいと思ってしまって止まりませんでした。
そのうちに隣の席のカップルが帰っていったので、ユウくんが
「やっと邪魔者がいなくなった」と笑い、それ以前にも何度か言われていたんだけど、全然冷静になれなくて、困って口を尖らせていたら、
「ほら、もう、そんな唇したらダメだって言ったでしょ。キスしたくなっちゃうよ。意識してないんだろうけど、男の前でそんな口したらダメだよ」ってたしなめられました。
でも癖なんです。困れば困るほど、深く考えれば考えるほど、唇を尖らせてしまう。。。
それで、ユウくんが口説くと言うか、私の断り文句に反論してくればくるほど、困って口を尖らせてしまって、ユウくんには
「やめなさいって。キスしてもいいの?しちゃうよ」って言われる始末。
その頃には私はもう、言葉で付き合えないって言ってるだけで、心も身体もすっかりユウくんに捕まっていました。もっと手を握っていて欲しい。キスして欲しいって。
「しちゃダメ。そういうことは彼氏じゃない人はしちゃダメなの…」って言うと、
「だから付き合おう?」って、頬に、唇に触れられました。下を向いたら、私の髪の毛を触って、
「こんな風にちゃんと巻き髪にしてお洒落して来てくれたのは、それなりに俺に希望があるからでしょ?ちょっとは見込みがあるから、きちんと準備してきてくれたんじゃないの?」とユウくん。
バールで心の扉をこじ開けられている気がした。
そしてそれが嫌じゃない自分がいるのも分かっていた。
言葉や計算の結果とは裏腹に、ユウくんとキスしたいと思っている自分が恥ずかしくて、半分泣きそうになりながら下を向いていたら、
「こっちを向きなさい。ほら、顔を上げて」って頭をユウくんの両手で挟まれて、そのままキスしてしまいました…。
すっごく気持ちよかった。
気持ちが入りかけていたのもあるけど、単純にテクニックによる部分もあって、
『ちょっとキス上手すぎ!なんでこんなにキスが上手いんだこの人』って思ったら、危険な気がして慌てて唇を離しました。
もー、違反違反!!!
大体、付き合うまではキスしないって自分で決めたのに!!!
バカ!私バカ!!
バカバカバカバカ!