東京地方は夜から小雨の日曜日です。東京国際フォーラムでの大江戸骨董市はやっているのかどうか、会主さんの電話にかけてみると、9時から開催との案内です。9時すぎに国際フォーラムに到着しました。途中、皇居の周囲では、桜見物の人の波です。とりわけ今年からは、皇居の乾通りの桜見物が許可されたせいもあるのでしょうか。
さて、大江戸骨董市です。久しぶりです。笑顔のいい業者のTさんと会いました。今日は出店せずに、お客さんとか。出店すると、他の業者さんの骨董が見られないとのことで、うれしそうに骨董を見ていました。少し立ち話です。私が持っている骨董の処分をお願いしたい旨、お話ししました。
これといったものはないのですが、気になったのは、インカの人面壺と、中国の緑釉土器の大きな犬、そしてペルシャン・ブルーが鮮やかな壺でした。いずれも同じ業者さんです。年のころは70代後半でしょうか。頑固そうな感じです。インカの壺はマヤやアステカとなかなか、区別がつきません。また、贋物も多いようです。しかし、それは値段でわかります。贋物は贋物なりの値段、本物は一ケタ違います。この人面壺はそれなりのお値段です。ここで本物か贋物か迷っても仕方がありません。譲ってもらうしかないのです。私の手元には、贋物の中南米の壺がいくつかあります。いわゆるお土産品です。中南米の古代遺跡に行ったとしましょう。現地のお土産屋さんに並んでいるような土器です。
その他には、光悦の手びねりの抹茶茶碗がありました。箱書もありますが、光悦が書いたにしては、あまりに下手です。業者さんも「本物ではないでしょう」と苦笑いしていました。
そんなこんなで久しぶりに骨董市で、面白いインカの人面壺を譲ってもらいました。業者さんによれば、コレクターの方から買ったものだといいます。リマには天野博物館があります。移民としてペルーに渡り、インカ文明に魅せられた天野コレクションが母体になっています。私自身、四半世紀前に初めてペルーへ行きましたが、アメリカや欧州などよりも、身近に感じました。それは、ペルーはじめ中南米の文化や文明を作った人々が、我々モンゴロイドと同じことに由来するのでしょうか。
なお、3月30日のブログを「第91回」としましたが、実際には「第92回」になります。そこで「第92回」は欠番とします。
如庵