骨董亭如庵 第13回 | michael-thのブログ

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 3連休の中日、東京地方は朝から雨でした。7時ごろに起きたときは、小雨でしたが、夜中から早朝にかけては、結構、降ったようです。しかし、骨董病患者の私は、休日、目がさめると、まずは、お天気はどうか、また骨董市が開かれているかどうかが気になります。都心部では靖国神社や富岡八幡宮は「雨天決行」ですが、行ってみたら、中止というのは、ショックが大きい、そこで、必ず会主さんの携帯に連絡することにしています。靖国の会主さんの携帯に電話すると、「やってますよ」とのありがたいお返事、天にも昇る気持ちです。さっそく、出かけました。結構な雨の降りですが、しっかりと開催してくれている、その心意気がいいじゃありませんか。
 業者さんからは、「足元の悪い中」と言われますが、骨董病患者の私は、そんなことは気になりません。とはいえ、さすがにお客さんが少ないようです。業者さんのほうが多いくらいで、むしろ気の毒なくらいです。
 ざっと、見て回る中で、気になったのは、なんということもない小皿です。「京都名所」と書かれ、嵐山と真如堂の風景が描かれています。嵐山はともかく、真如堂は珍しいと思い、また、普段使いにいいと思い、即購入しました。この手の京都にちなんだ小皿は何枚かもっています。初釜でいただく、その年の干支の文字を描いたもの、「都をどり」など花街にちなんで、団子のマークが、これは花街を意味するようですが、描かれたもの、そして、二条城の大茶会の記念の小皿、さらには京野菜を描いたものなどなど、大きさがちょうどよく、もっぱら普段使いしています。
 その小皿を買った業者さん、まだ若そうです。布袋さんのような体格の方です。また、この業者さんは3人組で、ほかにはリーダーらしき方、目がくりっとした方の3人組です。値段を聞くと、ちょっと待ってくださいと言い、「S先生に聞いてみます」と携帯へ連絡していました。その3人組のところでは、ほかにも面白いものがありました。テラコッタの男性の頭像です。本物かどうかは別に、私のてもとには10センチあまりの全身像のテラコッタがあります。うなだれた顔は悲しげな表情が印象的なものです。それに比べて、こちらは頭だけですが、魅力的です。テラコッタ像はたまに見ますが、そうそう出るものではないと思います。3人組によれば、S先生が売りにだしているものだそうです。「いつの時代ですかね?」と聞くと、3人組の一人が、S先生の携帯に連絡してくれ、私はS先生と話しができました。エトルリアのもので、紀元前5世紀ごろのものとか。つまり今のイタリア中部にあったエトルリアという都市国家で、作られたテラコッタ像です。お値段も、そんなとんでもない値段ではありません。やや迷いましたが、3人組と話しをしていて、S先生のフルネームを聞くと、私もその本を読んだことのある方です。まあ、お値段的にもリーズナブルですので、購入しました。3人組からは、あと1時間もすると、Sさんがいらっしゃるとのことでしたが、別の用事もあるので、そのまま失礼させていただきました。今夜は、S先生の本を再読するつもりです。

 エトルリアのテラコッタの男性の頭部像と出会えるとは、だから、まめに足を運ばなければいけない、そんなことを思った次第です。

如庵