『小説家になろう』で書かれたネット小説が『文庫本』になり、漫画になり、アニメになりました


主人公の『薬屋』である猫猫(まおまお)は、武官ナンバー2の『羅漢こと変人軍師(名家出身)』と花街の売れっ子妓女であった『緑青館の鳳仙』との間に生まれた一人娘(庶子)です

ヒロイン猫猫を愛し、『ただ一人の妻』にと望む『壬氏こと皇弟・華瑞月』は、彼女の好物である『薬草等』を買い求めるあまり近隣諸国に名を知られることになります。

『皇位継承権』を放棄し、ただの男(臣籍降下)として彼女と生きるために。



…かつて、名家の長男(跡取り)に生まれた羅漢はその『類いまれな才能』を生かせず、愛する唯一の女性であった妓女・鳳仙を失いました。

その後悔からなのか、遺された一人娘の『猫猫』を引き取ろうと十数年に渡り『妓楼・緑青館』の『経営者である遣り手婆(元妓女)』と交渉します。

妓女が生んだ子(猫猫)は『妓女』になる定め

妓女は子を産んでも、『母』になる権利を持たない。妓女には『妓女を生んだ女』はいても、『母』はいない。『奴隷制』の名残です。

猫猫の母・鳳仙もまた『妓女の娘』でした。

羅漢は一人娘が『客』を取らされる前に『妓女』として買い取り、名家『羅の一族』に連なる羅漢の娘(庶子)として手元に置きたいとあの手この手で画策してきましたが、『鳶に油揚げ』を拐われました。

『鳶』とは、壬氏こと華瑞月のこと。

『油揚げ』とは、猫猫のこと。

猫猫には『妓女』になる意志が無く、養父と同じ『薬屋』で食べていく人生設計がありました。

皇弟・華瑞月は『薬屋』を望む猫猫を自由にするため、『妓女・猫猫』を買い取りました。そして『官女(女性医官)』とするべく支援していくのです。



原作小説14冊と漫画本12冊、アニメを2シーズン観た私の今後予想です。

兄皇帝が急逝した後、もっとも皇帝に相応しい地位(成人男性)と血統(亡き皇帝の長子)を持ちながら、幼い東宮を守り導いた叔父・華瑞月。

臣籍の立場を貫き、変わり者の妻と生きた男の人生。



https://youtu.be/dBMNW9w0kUM?si=wh9lawyF1z4sPAPl