金融機関の本店営業部に勤務していた頃、突然、携帯電話が鳴って呼び出しをかけられることがあった。

取引先が『破産』したり『火事』になったり、大規模な自然災害や想定外の事件・事故が発生したときである。

呼び出しを掛けられた理由は本店に着くまで知らされず、数日、帰宅出来ないこともあった。


いまは夫が月に数日、『当番対応』を強いられている。

以前は『振替休日』を与えられたが、いまは『残業扱い』である。『振替休日』をもらっても消化しきれないからだ。
「…残業代は『デート』で、何か美味しいモノを食べれば良いさ。欲しいモノがあれば、買ってあげるよ。」

私が欲しいモノは、元気な夫の笑顔だけである。









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