東京都八王子市にある中央大学多摩キャンパス


法学部を含む主要学部が駿河台キャンパスから移転した理由は、増え続ける学生のために新しいキャンパスを必要としたからです。

建物には収容人数が定められていて、それ以上の学生を集めるわけにはいきません。定員オーバーです。



私の会社法の師匠である永井和之教授から直接聞いた話(伝聞)です。
「御茶ノ水駅のホームは毎日学生で一杯だった。中央大学だけでなく、他の大学の学生もこの駅を利用する。ホームには溢れんばかりに学生がいて、ある日、学生がホームから落ちた。

学生がホームから落ちることはよくあることだったが、このままではいつか事故が起きてしまう。そう思っていたら大学が八王子に移転すると聞いた。」


中央大学はこの土地(多摩キャンパス)を譲渡してもらうにあたり、土地の権利者とある約束をしました。民法で習う『特約条項』です。

曰く、毎年『おきつねさま』を祀ること


中央大学多摩キャンパスにキツネがいるのは、この特約条項によって大学が『おきつねさま』を保護しているからです。

学生は皆、大学が冗談を言っているのだと思っていました。

ある年、キツネに悪戯をした学生が祟られたと噂が立ちました。それ以来、キツネに悪戯をする学生はいなくなりました。

中央大学の学生が冗談を言わないのは、この『おきつねさま』の件(くだり)があるからです。


https://www.chuo-u.ac.jp/access/tama/



最も優秀な学生が書いた『卒業論文』は、この『炎の塔』に保管されます。後輩たちのために。

在学中、名前を知る先輩たちが書いた『卒業論文』を何度も読みに行きました。

卒業論文の『題名(テーマ)』や要約の書き方、論理展開、結論に至る道筋、参考資料の記載方法。法学部を卒業する最大の難所は『卒業論文』の作成です。

映画『ハリー・ポッター』に出てくる『炎の塔』より、遊ぶ余裕はありません    ( ̄▽ ̄;)    。


https://www.chuo-u.ac.jp/access/tama/



2023年4月から法学部は茗荷谷キャンパスへ移転しました。通学しやすくなって良かったね😆

慶應義塾大学法学部に在籍していても、中央大学は母校大学です。大事に思ってます。

法曹界の四天王、北の毘沙門天の復活を待ちます。


https://www.chuo-u.ac.jp/connect/future/law_transfer/