夜華君が北海に赴くまでの2年間、二人はラブラブな時間を洗梧宮で過ごしました。誰も知らない秘密の時間です。

だから、素素は安心していた。夜華君は私のことを少しは好きだろうと。
画像は全て、中国ドラマ『永遠の桃花』からお借りしました。


素素が眠ってしまった後に夜華君が来て、朝まで徹夜で見守りました。素素には判る。

居なくなっても、夜華君の匂いや気配は寝台に残されています。温もりがある。
素素が目覚める前に、侍女や宮女に見つからないように紫辰殿へ帰る夜華君です。
こういう時は『仙術(どこでもドア)』で、瞬間移動です。
事件後、二人の気持ちは擦れ違っていきます。価値観が違う二人にはコミュニケーションが必要なのですが、素素が『全面拒否』していて話をする機会が作れない夜華君です。
「貴方は『皇太子の息子』だから、大丈夫よ。」と考える素素ですが、母親のいない子は苦労します。

夜華君は実質『母親なし』で育てられたため、阿離に同じ思いをさせずに済むよう母親の楽胥を説得していたのです。
「私に母上(楽胥娘娘)が居たように、阿離にも母親が必要なのです。」
「この娘は『小五』に似ている。」と気付く折顔上神です。白浅を育てた人ですから。

四海八荒を探していましたが、天宮に居るとは考えてもいませんでした。
素素が問題を起こしたのかと、走ってくる夜華君です。心配、心配。
折顔上神は夜華君の仲人なので、別の女性と一緒にいると怒られるかと用心しています
小五なら折顔を知っているし、理由は判らないが助けが必要なら言うはずです。

素素は全く白浅と『似て非なる女性』でした。
誅仙台から飛び降りる直前の二人に会っていた折顔の機転で、白浅も夜華君も助かりました。…ただ、1度離れてしまった気持ちは戻りません。傷を癒すには、時間が必要でした。