かつて夜華君が妻の素素(白浅)に贈り、返されていない『物』があります。

画像は、中国ドラマ『永遠の桃花』よりお借りしました。


1・名前、2・『方向音痴』を才能と呼んだこと、3・夜華自身の3つです。

白浅が『名無しの人間』だったときに贈った、『素素』という名字(名前)です。
「『名字(名前)』がない。
家族もいない。
友人もない。」
「私が『名字(名前)』を贈ろうか?
『素素』という『名字(名前)』はどうか?」
「『素素』?
『素素』?
ありがとう。私の『名字(名前)』は素素にするわ。」と、素素は素直に礼を夜華に述べました。

原作ではこの後の数日間、「私の名前は『素素』よ。」と素素が喜んでニヤニヤ笑っていたことを、夜華は知りません。


『方向音痴』の素素を、「見事な才能だ。」と受け入れたのも夜華だけです。
素素は初めて、『方向音痴を笑わない人』を得ました。

夜華に「恩返しをしたいなら、その身を捧げて。」と言った素素も大胆ですが、「わかった。」と即答した夜華も立派です。
「私と夫婦になりたいのか?」
「貴方と夫婦になりたい。」

さて、夜華君。白浅の欲しいものが判りましたか?