8億9000万米ドルで世界135位、1人当たりのGDPでも1
45位で鳥取県の3分の1程度の経済規模である
一昔前まで東南アジア最貧国と言われてたカンボジアよりも低く、
破綻国家と言われてるジンバブエよりも下である
おそらくこの数字だけ見た方は、ラオスと言う国は犯罪が横行し、
国民は飢えに苦しみ、街には物乞いが溢れる世界最貧国である印象
を受けるだろう
ところが現実は全くもって逆である
市場では食料が豊富にあり、安価な値段で手に入り、飲食店も多く
見かけた
また東南アジアでは良く見かける物乞いもほとんど見かけることは
無く、治安も東南アジアでも特に良好なほうであり、人々も笑顔で
溢れ、とても平和で平穏な国であった
東京のように首都に国の人口が一局集中することもなく、国民が国
土に満遍なく分布し、国民の8割が農業に従事していることと、人
口が少ないが故に大量にエネルギーを消費することも無いのが原因
ではないかと私は推測している
むしろGDP上位3カ国であるアメリカ合衆国、中国、日本のほう
が物乞いやホームレスを良く見かけるし(注:日本では軽犯罪法で
乞食行為が禁止されている為、物乞いをほとんど見かけることはあ
りませんが)、病んでる人が多い気がする
むしろラオスでは病んでる表情をしている人を見かけることは無か
った
悪い言い方をすると暇そうにボーっとしてる人も多かったが、それ
も平和な証なのだろう
むしろ幸福度指数で言ったら日本よりラオスのほうが上になりそう
な気がしますが
とにかく今の経済と言うのは数字に捉われ過ぎていて、本質を見抜
いていない部分が多々あるが、まさにその象徴例とも言えるかもし
れない
ブータン同様に本当の豊かさとは何なのかを知るヒントがこの国に
あるような気がしますね