ペルシア湾の小さな島国、バーレーン王国に在住していた当時の
思い出も少しご紹介します。。
首都はマナーマ。外国資本の進出、中東のビジネスの拠点となっている
国です。隣国の大国サウジアラビアとは縁戚関係にありますが、
戒律はサウジに比べてゆるやかで、外国人には比較的住みやすい所です。
これも自作本の中には写真がいっぱい添付してあるのですが、
ブログに貼り付けるテクがないからご紹介できず、残念です。
というより、文章はもちろん珍しい写真もすべて私のコピーライト
ですので、もったいないから貼り付けません。
魚釣り
バーレーン在住時、港では当時「かに」が釣れた。
夜間、ライトが照らす海面に「かに」が湧き上がって来る。
特別な仕掛けは要らない。「洗濯カゴ」にロープをつけて海表面を
浮き沈みさせて「かに」を獲る。いくらでも獲れる。
早速「五右衛門風呂」大のスチーム釜に獲れた分を全部を放り込み、
茹でて食べる。「上海かに」と同じ種類であると思う。
身が少しもない「台湾かに」、所謂「青かに」とはまったく違う。
味はすこぶる美味。バーレーン在住時の一つの「楽しみ」であった。
またペルシア湾全域に「アジ」が釣れる。
多くの疑似餌を付けたサビキ釣りである。これもいくらでも釣れる。
「アジのたたき」を造り、さんざ食べてもまだ山のようにある。
残りを二枚に開いてネットの上に並べ、干物にする。
いろいろな魚釣りについて書いたが、ペルシア湾の魚の王様は
やはり「ハタ」である。玄界灘でいえば「アラ」の仲間である。
海水温度が高いせいか「アラ」に比べて肉質はやや柔らかく、
味も一味違うが「ハタ」は「ハタ」である。
玄界灘産で言えば、一匹何十万円もする見事な大きさである。
刺身にして大皿に盛り付ける。アトは味噌焚きの鍋にする。
一匹釣れれば大勢で宴会ができる。
ただし、「ハタ」は誰でも釣り上げることはできない。
かなり熟練したテクニックと経験が必要である。
知り合いの金持ちが持っている豪華クルーザーで魚釣りに出かける。
「ハタ」は図体がデカく鈍重そうに見えるが、非常に敏感で賢い。
ハリスを短くして釣り上げるタイミングを合わせやすくすると
食い付かない。逆にハリスを長くすると「ハタ」は食い付きやすい
けれど素人はそのタイミングを合わせることができない。
もう一つ。「ハタ」釣りに邪魔になるのは、海底に大勢の「ナマズ」が
昼寝していることである。そして「ハタ」ではなく、「ナマズ」が針に
食らいつき上がってくる。素人は「ナマズ」しか釣れない。
この「ナマズ」は顔もヒゲもナマズであるが、
尾ヒレは近くを泳いでいる鰹の尾ヒレである。
鰹がナマズに強姦されて生まれたのか、それともその逆かは知らない。
以前、釣り上がってきたナマズを憎たらしいからと蹴飛ばした
オジサンがいた。ナマズの鋭いトゲが皮靴を貫通し、
親指の付け根に突き刺さった。化膿して、三週間ほど歩けなかった。
トボけた顔をしているけど、鋭いトゲを持っているからご注意。