わたしが 嘘をつけないのは、
わたしが 不器用だから?
わたしが 真面目すぎるから?
きっと
わたしが 嘘を いうより早く、
“ほんとう” が 先に 解き放たれる。
わたしが 打ち明けるよりも ずっとずっと先に、
眞実は あなたの元にある。
そう。
眞実は すでに、あなたの元にある。
わたしが 嘘をつけない理由。
それは、
あなたが 眞実を 持っているから。
光のように はやい速度で、
嘘を “コトバ” にするより早く、
あなたの“ほんとう” と わたしの“ほんとう”は、
氣がつけば いつも、
一緒になって、融けていく。
嘘は、嘘は、
ほんとうは 要らなかったんだ。
なぜ、今まで、
“ほんとう” と “ウソ” の間を、
ぐるぐる、ウロウロ、さ迷っていたのだろう?
最初から、嘘なんて、
わたしのなかに ありやしないのに、ね。
眞実は、いつだって 正直だね。
「いのちの蕾」
雨も涙も 川のなか。
そんな水は、海のなか。
この大海が 苦しみの涙や喜びの涙を抜きにしては、
決して 成り立たないものであるということ、
それを
ちいさな 人間という器のなかにあって、
やっと感じているんだ。
たくさんの生き物が、たくさんの いのちが、
ちいさな いのちが、
こうやって手を繋いで 明日を迎えられるのを、
今か今かと、待ち望んでいる。
泣きたいときも、大汗かくときも もちろんあるけれど、
わたしは わたしの いのちを 全うできるようにね、
「ありがとう」や「ごめんね」を
言い忘れない工夫をするよ。
すれ違った人にも、レジのおばさんにも、
電車で 隣になった人にも、
なんにも 言わなくても、
笑顔を 届けられるようになりたいな。
わたしは、わたしのいのちを、
大きく花開かすことが たとえできなかったとしても、
ちいさな 蕾のままでもいい、微笑んで つたえたい。
わたしは、わたしのいのちが、
ここに あることを。
いま、たとえ 何が ここになかったとしても、
わたしは、わたしの いのちをもって、
ちいさな 光で つたえたい。
わたしが、わたしとして、
いま、ここに あることを。
セラピールーム しろい はね *
眞世より
皆様の心の平和をお祈りしています