先日は愚痴にお付き合いいただき

ありがとうございました(*ᴗ ᴗ)⁾⁾

結局のところ

色んな人がいるよね

これに尽きます(笑)




さて、お話の方は終わりが見えてきて

ワンコにそろそろ名前を付けてあげましょう!

といっても決まってるんですけど

これは皆さんも予想できるんじゃないかな〜

考えてみてね



答えはこちらのお話に……







・・・✤BLを含む完全妄想のお話です✤・・・





やるやらないの攻防の末



「ねぇ、いいでしょ、ハニー……」



ワンコにも負けないくらいのキュルキュルの目でお願いされて、結局許してしまう俺はホントに翔に甘い



だって


黙ってりゃすげぇイケメンなのに、甘えん坊のようになるそのギャップに胸がきゅんとなるし




何より俺が翔に愛されたいって思ってるんだから仕方ない






翔のお望み通りナカにたっぷりと愛情を注がれた俺は




「歩いたら垂れちゃいますよ、ムフフ♡」




またしてもオヤジ臭いことを言う翔に言い返す気力もなくされるがままお姫様抱っこで風呂場へ




鼻歌混じりでせっせと世話を焼く翔は、とても楽しそうに見えてこれもまた幸せではある





ただ




「どうしましょ、私無限のパワーがあるのかも……」




体を洗ってくれたのはいいけど、再びムクムクと大きくなるモノを見せつけてくるから




『これ以上は無理っ!』 




明日も仕事だと言って諦めさせ、先に風呂から上がった








寝間着を着て寝室に戻る途中、居間のケージの中を覗くと、暖かそうなふかふかの毛布を蹴り飛ばしすぴすぴと眠るワンコがいた





「相変わらず寝相が悪いですねぇ〜」




その愛くるしさに座り込んで見入っていた俺の隣に来た翔は、ワンコの様子を見ながら呆れたように言った



魔界でもこんな感じだったんだろう、新しい場所に馴染んで安心しきってるならいいことだとは思う




それに



『誰かさんとそっくりじゃねぇか(笑)』




一緒に寝てて何度蹴られたかわかんない、ヘソ天して寝てる姿なんて同じだぞ?




飼い主と犬、悪魔とそのお供
やっぱりそれだけじゃねぇよな?

全くの他人(他犬?)とは思えなかった






『そういやコイツ、名前なんつうの?』



「ないです」


 
『マジで?』




「ペットではないですからね、悪魔界では特に名前を付けたりはしません
でもお供させるには便宜上あった方がいいので付けたりします」




『じゃあコイツにも付けてやろうとはしなかったのか?』




「お供させると決まった時には飛び出して先にこちらに来てしまいましたからね……

でも、面倒みてあげてたのでつけてあげようとしたんです
名前を呼びながらの方がより愛情を注いであげられると思って」




『まぁ、それはあるかもな』




「でも全く反応してくれなくて……」 




『気に入らなったのか(笑)
何て付けようとしたんだ?』




「……(ゴニョゴニョ……)」




『は?聞こえねぇぞ』




「いや、だから、その……」




『ハッキリしねぇなぁ、そんな変な名前だったのか?』




「そんな事はないですっ!」




『じゃあいいじゃん、教えろよ』




……ハニー……




『ん?なんだ?』




「いえ、そうじゃなくて……ハニー……





『だから、なんだって!』




「ハニーって呼んでたんですっ!」




『……ワンコのことを?』 




「はぃ……」




『なんでまた、そんな……』




「だって……寂しくて寂しくて……」




『だから俺の名前を?』 




翔はこくんと頷いた





母犬や兄弟たちと離れてしまったワンコが寂しくないようにと一緒にいてあげたらしいけど


その実、寂しかったのは翔も同じで




同じような境遇の悪魔と犬、一人と1匹がぎゅっと寄り添っていたのを想像したら




やっぱり胸にくるものがあるな……








『うん……でも反応しなかったんだな、気に入らなかったんなかな?』




「やっぱりハニーというのは目の前のこのハニーだけってことですかね♡」





バツの悪そうな顔をしてたかと思ったら、マイハニー♡だなんて言ってほっぺにチュッと触れてあっという間にデレデレの顔になった



それをはいはいと窘めて




『でもな、やっぱり名前ないのは可哀想だよな……』




ハニーがダメなら……




『ショウ?』




「はぁい♡」




『お前じゃないよ、ハニーがダメならショウじゃんと思ったの』




「ハニーが呼ぶショウは私だけです!」





今度はヤキモチでプリプリ怒ってる、感情が忙しいやつだ






犬の名前か……



ちっちゃいからチビ?
いや、これから大きくなるもんな



コロ!
……は柴犬のイメージだ




見た目で言えば、なんと言ってもこのふわふわとした体




雪、わたあめ、マシュマロ、パン……






うーんと考える俺のそばで翔は魔界でのワンコとの事を喋りだして




一緒に寝てるとポカポカとして体だけじゃなくて気持ちまで温かくなるとか




まだまだ赤ちゃんでとってもいいニオイがするとか




そんな話を聞くうち、ふとある物が頭に浮かんだ






『……なぁ、ミルクは?』



「ミルクですか?」    




『うん、白くていいニオイがして温かい気持ちになる

そりゃ苦手な人もいるけど、まるでミルクみたいじゃね?』





「美味しそうな名前ですね♪」




『ハニーだってハチミツなんだから同じだろ』




「ハニーはハチミツのように甘いですもんね♡」




『はいはい……』





「それにとっても美味しいです♡」





『今はワンコの話してんの!』




俺たちが目の前でやいのやいの言っているからだろうか、ケージの中でワンコがぐぐーっと手足を伸ばして大きなあくびを一つした





『ほらみろ、起こしちゃったじゃねぇか!』




「ハニーが大声出すからですよぉ」




『うるさいっ!名前考えてやってたんだろ?お前のお供なのに全然考えないから!』





「二人の子どもだってハニーが言ったんですよ?」





『うっ、そうだけど……』





俺たちの言い合いを寝転んだままぼーっと見ていたワンコに向かって、一つずつさっき思いついた名前で呼んでやったけどそのどれにも無反応




ただ



『ミルク?』




その呼び掛けには




[……ッ?!]




眠そうにしながらも耳をピクピク、尻尾をパタパタとさせてくれた




そして




「ミルク?アナタのお名前ですって、どうですか?」




ご主人様の翔の問い掛けに




[ワっワンっ!]




きちんとおすわりして返事をしたことで





「喜んでるみたいですね♪」




こうして俺たちの子ども(犬だけど)はミルクと名付けられた







ワンコ犬改めてミルクミルク
予想はどうだったかな〜

(`・3・´)名前当たったやつ、ぷちょへんざっ!
´・∀・)*'◇').゚ー゚)`∀´)YEAH!YEAH!

簡単だったね