・・・✤BLを含む完全妄想のお話です✤・・・
この数日でわかったこと
翔は何でもよく食べる
「これは何ですか?」
最初こそ、いちいちそうやって聞いてきたけど
『とりあえず食ってみ』
俺に言われれば素直に口に運び
「ん〜〜〜!美味しい♪」
満面の笑みを浮かべる
今日のはじめましてはビール
一人なら缶のまま飲むけど、翔がアルコールに強いのかもわかんないから、まずはコップに半分程注いでやった
トクトクと音を立て注がれる液体が二層に別れて白い泡を出すのが不思議なのか、目を真ん丸にして凝視している
グラスを持たせカチンと合わせてからグイッと飲んで見せると、翔も真似をしてチビリと口をつけた
「んんっ?!なんかピリピリしますね!」
そう言って眉をひそめたけど
『いっぱい仕事して疲れたあととか最高なんだぞ?暑い日とかもな
ほれ、これがビールに合うから』
山盛りのザーサイを箸で口に入れてやると
「あぁ〜ん……(パクッ!)
んっ、ちょっと辛くて……(ゴクッ!)
……確かに美味しいです!」
どうやらアルコールは問題なさそうだ
翔にはツマミだけでは物足りないかと米も準備はしておいたけど
湯豆腐に薬味をたくさん乗せたやつをアチチと言いながら
冷凍餃子の羽をパリパリさせてその食感を楽しみながら
そして、大きめな唐揚げをひと口に頬張ってもぐもぐリスのようになりながら
食べ物を口に運ぶ度、ビールをごくごくと飲んでいく
ひとつ、ふたつと空になっていく缶を見て
『おい、そんなペースで大丈夫かよ?』
心配になってそう聞くが、顔色も白いままニコニコとしている
問題なさそうどころか強いんじゃねぇか?
逆に俺はこの後の緊張をほぐす為に軽く嗜む程度だったはずなのに、なかなか酔える気がしなくて
それでも翔の様子を気にしながら一緒になって飲んでるうちに量だけは進んでいたらしく
「ハニー、ほっぺが赤くなっててかわいいですぅ♡」
どうやらいつものように酔えていたらしい
いや、酔ってしまっていたと言った方が正しいのかもしれない
これは後で翔に聞いた話だけど……
『しょお〜?んふふ〜♪』
「ハニー、楽しそうですねぇ?」
『お前は楽しくないのかよ?』
「ハニーと一緒ですから楽しいですよ♪」
『ならよろしい!』
上機嫌でニコニコとずっと笑ってて
そのうち体も揺れ出して
『お前はホントにイケメンだねぇ〜』
すっかり出来上がって、しなだれ掛かりながら絡んでいたらしい
「ハニー、照れます……///」
『だって、肌はスベスベで白くてキレイだろ?
目はくりくりでかわいいし』
「ハニーこそ、キレイですよ?」
『何つってもこの唇がさ、ぽってりとして…‥』
そう言いながら指で一つずつ確認しながら触れていって
『うまそうなんだよな……』
ついには魅力的に見えた唇にパクリと吸い付いていた
「んっ……ハニー、積極的ですね……///」
『やっぱ、やわらけぇんだなぁ……どれ、もういっかい‥…』
「あっ…ハニー♡
や、や、や!体が熱くなってきました!
ほら、ココが……///」
『どれ……ふふっ、ホントだな』
「あっ、ハニーの長い指で触られたら、私、もぅ……///」
『そんなに焦んなって(笑)』
「だってハニーが……」
『もっと触って欲しいか?』
「……(コクンコクン)」
『素直だねぇ、よし、じゃあアッチいくか?』
「いいんですか?」
『お前を男にしてやんねぇとな?』
「ハニー♡」
『白くて大きなベッドなんてねぇけどな』
「ハニーにこの身を捧げます!」
いや、逆だろうよ(笑)
なんて頭では思っていたはずだけど
翔の手を引いて和室の方へと向かう俺は、男とのセックスが初めてとか、実は受ける側だとか、そんな感じは全くせず
「ハニー、なんかカッコいいですぅ……///」
翔がそういう通り、もの凄く男らしくて頼もしくみえたらしい
酔ってふにゃふにゃどころか
男スイッチ入っちゃったね( *´艸`)
さてさて、うまくいくかい?
そして今日は2月22日
猫の日だそうで(=^・^=)
あの猫ちゃんのお話を書こうかなとも思いましたが
今の話の流れを大事にしたいので
また思いついたら書いてみようと思います