・・・✤BLを含む完全妄想のお話です✤・・・
夢と現実世界がリンクしてると聞かされて軽くパニック
更に言えば
お腹に赤ちゃんができる……?
はぁ?
そんなことあんの?!
益々混乱してくる
そんな俺の心知らずの翔は、美味い美味いと炒飯を食べ
その様子をただ眺めていると
「ハニー、しっかり食べて栄養つけないとダメですよ?」
まるで既に赤ちゃんがいるみたいに言って
「はい、どうぞ、あ〜ん♡」
甲斐甲斐しく世話を焼こうとする
「片付けはお任せください!
ハニーもお風呂どうぞ♪」
覗くなよと釘を刺し風呂場へと逃げ込んだ
普段よりも熱い湯船、翔があげたのか?
熱くてとても長湯なんて出来なくて、考え事をする暇もなく上がったもんだから
「ハニー、冷えは大敵です!」
だから何を心配してんだ、コイツは!
白くて大きなベッドなんてなんてないこの家、普段は和室に布団を敷いて寝ている
押入れにあったもう一組を少し離して敷いてやると
「ハニーと一緒がいいです……」
だからその涙に弱いんだって
とはいえ、まだその決心はつかない
ニノに教えてもらってもねぇし
『夢の中に入り込むなよ、わかったか?』
「ハニーが怖がることはしません!」
『絶対だな?!』
「はいっ!
でも、私が怖いんです……」
なるほど、子どもだと思えばいいんだな
くっつけて敷き直してやって、布団の中、2人の間で手を繋いでやった
「これからこうやってハニーと一緒にいられるんですね♪
楽しみだし、幸せです♡」
その声が浮かれてるから、ホントに楽しみなんだろう
で、繋いだ手をにぎにぎとしてるから、幸せなんだろう
ただの同居生活だと思えば俺だって楽しいとは思うけど(一人よりはな?)
これから先起こることを想像したら、果たして幸せなんだろうか?
そんな事を考えているうちに
「ハニー、おやすみなさい♡」
優しい翔のその声で急に睡魔が襲ってきた
夢を見た
本日3度目の夢もやはり同じ場所
翔のヤツ、またやりやがったな?!
そう思ったんだけど
真ん中にあるのは小さなベッド
白いのは同じだけど、サークルがあって、天蓋の代わりにその上ではおもちゃがクルクルと回っている
中を覗けば真っ白でふかふかの布に包まれた……
赤ちゃんが2人
「ハニーによく似て美人さんです♪」
『翔に似てイケメンだろ』
「ハニー、ありがとうございました
こんな可愛い天使を2人も」
『悪魔なのにまさか天使が産まれるとはな(笑)』
ベッドの中をニコニコ顔で眺める俺と翔
肩を抱かれて笑う顔は優しくて、自分で言うのもなんだけど、聖母マリアのように柔らかくて幸せそうっていうか……
「こんな天使なら、2人とは言わずに、3人、4人……もっともっとですね!」
『ははっ、それはきっと楽しいだろうな♪』
「大家族ですね!
でも……」
『ん?どした?何か不満か?』
「天使たちにハニーを取られてしまいます……
そしたら私、寂しいです……」
『何言ってんだ、お前がいなきゃ大家族になんねぇんだぞ?俺にはお前が必要だよ』
「ハニー……///
天使たちは相葉ちゃんさんたちに見てもらう事にして……
ハニーと私はあちらの大きなベッドに♡」
『せっかちなパパだなぁ(笑)』
うなされる事もなく自然と目が覚めた
目覚ましの5分前
体も頭もスッキリしてる
いつもより暖かさを感じるなと思ったら、いつの間にか俺の布団に潜り込んでギュッと抱きついて寝ている翔がいた
『翔っ!!!起きろ!』
「わっ!ハニー、いきなり耳元で大声出さないでください💦」
『何でこっちで寝てんだよ!』
「私、寝相悪いんです💦無意識です!」
『それから変な夢見せんじゃねぇよ!』
「私は何もしてませんよ?」
『嘘つくなっ!』
「本当です!
ハニーとくっついてたからでしょうか?
とても安心できて、ぐっすりでしたから♪」
………
じゃあ何か?
あの夢は俺が勝手に見たってことか?
「夢は自分の願望の現れみたいなものですからね〜♪だから私が見せる夢はいつもあんな感じなんですよ」
あれが俺の願望?!
んなわけねぇよな……
「まぁ、意図しないで見る悪夢ってのもありますけどね」
そうだよ、悪夢だよ
俺が赤ちゃん産むなんて願望
でも、夢の中の俺
幸せそうに笑ってたんだよな……
こんな話、大丈夫?!💦
みんなついて来てる?💦