・・・✤BLを含む完全妄想のお話です✤・・・
思えば相葉ちゃんは最初から翔を悪魔だと信じて疑わなかった
だからこその十字架と聖水なわけで
翔がインキュバスで悪魔の子を産ませるために夢に入り込むという話には
A「ひぇぇぇ〜!」
後ろに倒れるんじゃないかってくらい仰け反って驚いて
でも勃たないなんて話には
A「それは男として辛いね!」
前屈みで真剣に話を聞いてやって
不全を治す為に俺が相手をするっていう話には
A「大ちゃん……男だよね?」
頭のてっぺんから足の先まで舐めるように眺め、透視できんじゃねぇかってくらいアソコを凝視された
まぁ、これが普通の反応っていうか
俺の感性が間違ってたわけじゃなくてホッとしたんだけど
「でもハニーなら勃つんですよ♡」
翔が嬉しそうに報告するもんだから、それならいいのかと素直に納得しちまう辺りが実に相葉ちゃんらしいんだ
更には
A「うん、でも確かに……大ちゃん可愛いもんね♡わかるよ!」
なんて知り合ってから始めて聞くその言葉に
『何言ってんの?!』
俺の方が驚かされた
A「えぇ〜?だって松兄くらいの人たちはみんな言ってるし、親父世代だってさ」
『そりゃ年上だからまだまだ若造がって意味のかわいいだろ?!あぁ、ビックリした!』
A「松潤も言ってたもん!」
『はぁぁぁ?!初めて聞いたわ!』
A「そりゃ面と向かっては言わないよ、大ちゃん怒るに決まってるでしょ
でも、大ちゃんって酔っ払うとふにゃふにゃ〜ってなっちゃうしさ、何か甘え出すし
とっても可愛いんだよ♡」
マジか……
確かに飲み過ぎると記憶なくすこと多いけど、そんな醜態晒してたとは……
「ハニーが可愛いは皆さん共通認識なんですね♪
さすがです!」
何がさすがだ!
A「松潤なんて可愛い可愛いって連呼して、酔って連れ帰ろうとしてたことあるからね」
っ!!!
よく無事だったな、俺
A「あの時は松潤も相当酔ってたからね(笑)」
そうじゃなかったらと思うと……
ブルブルっ!
ケツが更に引き締まる!
「皆さんに狙われちゃいますから、これからは気を付けてください!」
言われなくてもそうするわ!
「相葉ちゃんさんもダメですよ、メッ!」
A「悪魔もヤキモチ妬くんだねぇ、うひゃひゃ♪」
呑気なこと言ってるけど、一応確認な?
『相葉ちゃんは大丈夫だよな?』
A「さぁ、どうでしょ〜♪(笑)」
「むむむーーー!」
揶揄うから真に受けた翔が膨れていて、その様子を見て相葉ちゃんはケラケラと笑っていた
まぁ、この2人は仲良くなれそうでよかったけど
松潤にはどうしたもんか
その話を聞いてしまうと翔がインキュバスだなんて益々言ってはいけない気がする
相葉ちゃんは毎日のようにあんこを届けに来てくれるから必然的に翔に会うわけで
でも松潤とはたまに昼飯としてパンを買いに来てくれたりみんなで飲んだりするくらいだから
やっぱりただのバイトって事にしておけばいいんじゃねぇかな
そうとなったらコイツらに口止めだ
松潤一人だけじゃ可哀想だし、ニノも……
『って……ニノは違うよな?』
どっちかというとアイツの方が可愛い系だ
顔は子犬みたいだし、手だってうちのクリームパンみたいで
ニノに可愛いって言われても
A「だね、ニノも可愛い時あるよね
やっぱり経験者は違うよね〜♪」
『なに、経験者って(笑)
俺が来る前から言われてたってこと?』
A「違う違う(笑)
まぁ、言われてないわけじゃないかもだけど
ニノの場合は実際にソッチの経験あるってこと!」
『ソッチって?まさか……?』
A「大ちゃん、受け入れるコツとか教えてもらった方がいいかもよ〜、うひゃひゃ♪」
『っ!!!いつから?!』
A「ほら、ニノって写真撮るのに海外の方も行ってたじゃん?
向こうってそういうの普通なんだってさ
ニノみたいな顔、ウケるんだろうね♪
そんな気なかったけど、案外ハマるらしいよ?」
またしても、マジか……
この商店街に来てまだそんなに経ってはないけど、結構みんなとは仲良くなれたとは思ってたんだけどな
世の中知らない事が多過ぎるってことか……
A「ねぇねぇ、せっかくだからあの2人も呼ぼうよ!色々聞いておいた方がいいことあるだろうし」
「ハニーのお友達ですか?私もちゃんとご挨拶しておかないとですね♪」
翔だって知り合いが出来るのはいいことだろうけど
「ハニー、ちゃんとお勉強してくださいね♡」
やっぱり聞かない方がいいような気がするんたよな……