書けるかわかんなかったので告知はしませんでしたが
アンケートで3位になったので
この二人で翔さんのお誕生日の話を一話だけ
改めて読み返す必要はなく
選んでくれた方と覚えてくれてた方に届けばいいなと思います
・・・✤BLを含む完全妄想のお話です✤・・・
「うぅ〜、さみぃ……」
布団から出ていた顔の部分、肌が冷たく感じて目覚めた朝
「おぉ、やっぱり降ったか」
暖冬の今シーズンに突如やって来た最強寒波は、窓の外の景色をすっかり白く変えていた
雪が降るとバスや電車が遅れて通勤の足に影響が出るけど
俺はこんな朝は嫌いじゃない
しっかり防寒して少し早めに家を出て、向かうは最寄りのバス停
でも本来乗るべき駅行きではなく反対側
道路を渡る前に見えたのは
「ふふっ、やっぱり遊んでる(笑)」
真っ白な耳あてとマフラーをして、ベンチに積もる雪で小さな雪だるまを作っている智くん
俺が近付く気配に全く気が付かないのは、この雪が足音を消してしまっているからではなく
耳のハンデのせい
中学の時に病気と精神的なもので聴力を失った彼は、そのハンデを隠すために白いもこもこの耳あてをしていて
初めてここで彼を見つけた日も同じように雪と戯れていて、その姿は雪うさぎのように見えた
そしてそれは今も変わらず可愛らしい……///
「智くん、おはよう」
肩をトントンと叩いてから声を掛け、と言っても俺たちが交わす言葉は手話
彼と話したい一心で一から勉強し、教えてもらいながらマスター、今ではスムーズに会話できるようになった
『サクちゃん、おはよ!』
「手袋はどうしたの?」
雪だるまを作る事に夢中になり過ぎたのか、言葉を紡ぐ大切なその手は真っ赤になっていた
『ちゃんと持ってるよ、ほら!』
そう言ってダッフルコートの両ポケットから一つずつ出して自慢気に見せてくる
「何でつけないの?」
『だって濡れちゃう……
サクちゃんにもらったやつだから大切なの』
先々月の智くんの誕生日に贈ったそれは、耳あてとお揃いで白くフワフワとしてるが防水性はない
見た目だけで選んだのは失敗かと思ったけど
「じゃあ、ちゃんとつけてください」
かじかむ手にはめてあげると
『えへへ、あったかい♪』
ほっぺにスリスリ、そんな仕草が可愛くて仕方ない
やっぱりこれを選んで正解だったな
『今夜【亀や】は貸し切りにしてくれるって』
雪だるま作りをやめて足元の雪をギュッギュッと踏んで、その触感にニコニコとして
んふふと笑うと白い息が智くんを包んで、何とも幻想的だ
「貸し切りなんて…大袈裟だなぁ」
『サクちゃんが生まれた日だよ?ちゃんとお祝いしてあげなきゃ!お誕生日会なの!』
「そっか、ありがとね……///」
この歳になってお誕生日会とはいささか恥ずかしいが、ぷくっと膨れてる可愛い智くんを拝めたからまぁいいか
亀やの大将の亀梨と従業員のニノ、智くんのお兄さんの相葉さん、智くんの友達の潤もやってきてくれるらしい
『僕が企画するの!』
そう言った智くんは相葉さんの花屋を手伝って得たバイト代で張り切って色々と考えてくれたみたいだけど
「まぁお祝いですからね、俺からもこっそりとね(笑)」
弟思いのお兄さん、相葉さんらしい心遣い
智くんを立てつつ、陰でしっかりと支えてくれている
“俺からは料理をちょっと奮発しますよ”
予算を超える事も気にしない亀梨と
「私は花でも飾りましょうかね?」
相葉さんとの仲が上手くいっているのか、ニノまでそんなことを言い出して
「俺、まだまだ勉強中だけど、ケーキ焼いてやるよ」
製菓の専門学校に入学した潤は、その腕前を披露してくれるらしい
こんな風にみんなに祝ってもらえるなんて、智くんとの出会いのおかげで
ハンデがあっても明るく生きる彼が繋いでくれた輪は、とても大きくてあったかい
本当はね、二人きりがいいと思っていた
豪華な料理やケーキ、装飾なんてなくても、智くんが隣にいてくれたら素敵な誕生日になるって
でもね
『んふふ〜、楽しみ♪』
この笑顔が何よりのプレゼントの気がするから
今年だけじゃなく
来年もその次も
10年、20年
ずっとずっとその先も
隣で笑ってもらえるように
大切に大切にしていかなきゃね
『あ、みんなでお祝いするけど、僕が一番最初ね!
サクちゃん、お誕生日おめでとう!」
おしまい♪
ホントにギリギリ書き上がりました
5分前に投稿💦
改めまして
櫻井翔さま、42歳のお誕生日おめでとうございます
最近TVで見る貴方は何やら可愛い一面が多く
´・∀・) ふふっ、翔くんかわいいなぁ💙
なんて言ってるかな?なんて思ってみたり(笑)
多方面での活躍、色んな言葉を受ける事もあるだろうけど
ファンはずっと信じているし
小さい頃からずっと兄さんな彼もまた
そんな貴方を見守ってくれていることでしょう
今年一年、健康第一!
活躍を期待しております
micha