┅ ✤BLを含む完全妄想のお話です✤┅
仲良くなったボクたちは一緒に遊ぶことに
『うわぁ〜、いっぱいおもちゃがあるね♪』
「おいおい、これなんてちょっと壊れてじゃん、お前ヤンチャだなぁ」
ま、まぁね……
そのネズミさんは咥えて猫パンチして追っかけてってしてたら耳がちょっともげてね
でも
O『んふふ〜、アメは元気いっぱいだねぇ♪』
パパに買ってもらったやつだったけど、ママはニコニコと笑いながら針と糸で直してくれて
S「アメはわんぱくだなぁ〜(笑)」
パパも怒ることなくて優しく撫でてくれて
OS『「うちの子が一番かわいい♪」』
そう言ってくれる2人の事がボクは大好きなんだ♪
キラキラのボールを取り出した赤い子は
「へいへーい、取れるもんなら取ってみな!」
足で蹴り蹴りとしながらボクの股下を抜いて行こうとするから、それを追い掛けてみたり
糸の先に羽がついた猫じゃらしを手にした青い子は
『これ釣竿みたいだねぇ♪』
ブンブンと振ってくるから、先っぽに飛び付いてみたり
パパやママと遊ぶのも楽しいけど、この子達も全力で遊んでくれるからとっても楽しい!
部屋の中をあっちこっち走り回って、ドタバタと音を立ててしまっていたから
【パパとママ、起きちゃうかにゃ〜?】
気持ちよさそうに寝てるし気になったけど
『大丈夫だよ〜、グッスリ寝てるから♪』
「そうそう、今頃いい夢見てるぞ」
そう言われて顔を見てみたら
確かになんか笑ってるし、向かいあってギューってしてて
パパなんてママのおでこにチューしたりお尻なでなでしたり
ママはパパの背中を背中に腕回したり首の辺りに顔をグリグリしたり
ホントに寝てるの?
それにどんな夢見てるんだろ
『翔くん?何したの?』
「ん〜?楽しい夢を見させただけだけど?」
『だって何かあれじゃさ……』
「ふふっ、羨ましい?」
『ばっ?!……そんな、別に、僕は……///』
「俺たちは後でね〜♡」
『やだ、もぅ……///』
なんか青い子モジモジしてる
それを見る赤い子はデレデレしてるってやつ
よくパパがママを見てるのと同じ顔
青い子もママみたいに赤くなって可愛い顔してるし
なんだろ、この2人、パパとママに似てるかも
きっとラブラブさんなんだね♪
沢山遊んで疲れたボクたちはひと休みすることに
喉が乾いたからお皿に入れてあるお水を飲もうとしたら、じーっと近くで見つめられて
【キミたちも飲みたいにゃ?】
そりゃ喉乾くよね
「本当はヤ〇ルトがいいのだが……さすがにないか」
『翔くん、この子には無理でしょ(笑)この水飲もうよ』
「まぁ、熱中症になったら大変だからね」
ねっちゅーしょーって聞いた事がある
最近テレビでよく聞く言葉
この子も知ってるんだね、物知りさんだな
ボクは2人を背中に乗せてケージの中の猫ベッドへ連れて行ってあげた
【これはパパのニオイがするやつで、ボクがとっても安心するところなんだにゃ】
仲良くなったから特別に一緒に入れてあげるよ
『クンクン……うん、何か落ち着くのわかるね!』
「むっ!智くん、俺以外の男のニオイで安心するなんて……」
『えぇ〜?!だってこれ何となく翔くんにニオイ似てる気がするんだもん……』
「どれどれ……自分じゃわかんないけど……
俺のニオイと似てて安心するなら、まぁ仕方ないか」
『そう、だから僕が…眠く……なって…きても仕方ない…と思うん…だよね……』
「智くんはまったくもう……ホントにどこでも眠れるんだから」
『だって……特技だもん……』
「仕方ないね…ほら、おいで」
『んふふ、翔くんだぁい好き♡』
「俺もだよ……さぁ、ねんねねんね……」
2人はまるでパパとママみたいにくっついて、あっという間に寝てしまった
夜の花火のために、まだ眠るつもりはなかったボクだったけど
そんな2人を見てるうちに何だか眠くなってきて
【今寝たら…夜、眠くなくて……花火が……でももうダメかも……にゃ……】
ボクは2人を抱っこするようにしていつの間にか眠りに落ちていた