黄砂の影響なのか、外出中、少し鼻がむずむず、
目がチカチカしました。
予報によると、関東地方の黄砂の影響は今晩から、
ということですけどね～
ちなみに明日は、かなり飛んでくるらしいので、
洗濯物は部屋干しのほうがいいようですよ。
ところで。。。
最近、ちょっと夜更かしをして、こんな本を読んでいました。
チェット・ベイカーの生涯について書かれた本、
｢終わりなき闇」
ジャイムズ・キャビン著の、５００ページに渡る大作。
先日、mixiのマイミクさんの記事で、この本の存在を知り、
興味が湧き、読んでみました。
が、しかし。。。
読み進めていくうちに、だんだん気持ちが沈んでくるのです
読むのがだんだん嫌になってくる。。。
そんなことをチェットファンのマイミクさんも、仰っていたな～
ちょっとつらくなりながらも、最後まで読みましたが。。。
この本の原題は、
「Deep In A Dream The Long Night Of Chet Baker」
アメリカ西海岸のジャズシーンに颯爽と現れたチェット・ベイカー。
その中世的な歌声や、洗練された雰囲気が人気となり、
一気にスターの道を歩き始める。
しかし、麻薬に溺れ、37年間をホテルと監獄で過ごす。
そして、一生、麻薬の闇から抜け出すことが出来ず、
最期はアムステルダムのホテルから転落死する。
彼の人生をかいつまんで言うと、こういうことなのですが、
これだけでも、かなりの壮絶さを感じますよね。
この本には、彼のその壮絶な人生が赤裸々に書かれています。
あの明るくて軽いスイング感、そして優しい音色と、
彼の人格や、人生とのあまりにも大きなギャップ。
最後まで、救われるものが何もない内容で、
どう気持ちを整理して、これから彼の歌を聴いたらよいのか、
考えちゃいましたね～
彼は、自分のドキュメンタリー映画の撮影の時に、
こういう言葉を残したらしいです。
「It was so beautiful, all those things.
It was a dream, you know.
Things like that don't happen, just to very few.」
これを訳すとこんな感じ。。。
「すべてのものが、とても美しかった。夢の中だったんだよね。
そんな夢みたいなことは、あるわけないんだよ。そう、ほとんどね。」
一見、華やかに見えた彼の人生。
その裏側が、たとえ哀しみに満ちていたものだったとしても、
チェットファンの私としては、少しでも、陽の光があったと信じたいです。
ということで、2回目の登場になってしまいましたが、
彼が歌う 「Look For The Silver Lining」 を。。。
銀色の裏地を探してみて。
空が曇っているときでも、いつも青空が見えてくる。
太陽が光り輝いている場所を思い出してみて。
あなたが、今、やるべき正しいことは、あなたを輝かせるだろう。
いつも悲しみや、争いを、払いのければ
心は、楽しみ、喜びでいっぱいになるだろう。
いつも銀の裏地をさがしてみて。
明るく日がさす人生を、見つけてみて