リチャード・ロジャーズ(曲)&ロレンツ・ハート(詩)
が、’40年にミュージカルのために書いた美しい曲
「It Never Entered My Mind」
歌は、ペギー・リー。
ロジャーズ&ハートのコンビでの楽曲は、
他に、「My Funny Valentine] 「My Romance」
「Bewitched]など、
本当に美しい曲ばかりで、まさに名コンビだと思います。
訳はだいたいこんな感じ。。。
昔、あなたが言ったことを聞いて、
私、よく笑っていたわ。
私はひとりでソリティアをして、
安楽いすに座っていても安らげないだろうって。
あなたが言うこと、気にも留めなかった。
昔、あなたは、君は間違っていると、私に言った。
太陽とともに目覚め、
一人分のオレンジジュースを注文するだろうって。
あなたが言うこと、気にも留めなかった。
あなたは、私に欠けているものを持っていた。
そして、今、何もかも自分でやらなければならない。
昔、あなたは私に警告したわ。
もし、あなたが私を軽蔑したなら、
君は、また乙女の祈りを歌うだろうって。
そして今、私は、あなたがそばにいて、
わたしを悩ましてほしい、って思うの。
あなたが言ったこと、気にも留めなかった私。
この詩のなかの女性は、きっと綺麗な人だけど、
わがままで、いつも彼を振り回していた。。。
で、最後は、彼に愛想を尽かされてしまう。
私の中ではそんなイメージ。
失ってから、初めて気づく。。。
自分にとってどんなに大切なひとだったか。。。
今が幸せだからこそ、気がつかないこともありますよね。
きっと。
あとで、後悔しないために、一度、自分を振り返り、
自分のまわりにいる人たちのことを
考えてみる時間も必要なのかなと、これを訳しながら、
ふと思いました。
この詩、結構奥が深いかも。。。
そして、私の中で、一番、心に響く演奏はというと、
これ。。。
この曲を好きになったきっかけは、
このマイルスの演奏でした。
きらめくようなレッド・ガーランドのピアノの
イントロから始まり、
マイルスの透明感のある、愛らしくも感じさせる
トランペットの音色。。。
この曲の美しさを最大限に活かしている演奏だと思います。
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